バリ島の今 ロシア人の創る街③ nuanuで世界を考えた
〈nuanuでちょっと考えたこと〉
バリ島 ロシア人の創る街①と②を体験して
新しい世界の今!をちょっと垣間見た気がして
私なりにまとめてみました。
リール動画↓
コロナ禍の初めから、バリ島にはロシア人が増え、
娘の学校にもロシア人の友達がいます。
ママと話すこともあるのですが、ちょっと変わってるなぁという印象、特に悪い意味じゃなく。
向こうからしたら、私の方がよほど変だと思う笑
日本からはお隣の国とも言えなくはないけど、
ロシアのことってあまりよく知らないですよね。
ウクライナで戦争が始まって、あまりよいイメージがなかったりもすると思うのですが、少し歴史的なことを見聞きすると、けっこう複雑な経緯があったことがわかったりして、ロシアって本当はどんな国なのか興味があったりします。
インドネシア人のお金持ちが半端ないように
ここのロシア人オーナーも途方もない大金持ちなのだと思うのですが、nuanuを見てかなりびっくり、おもしろいなと思ったんです。なんなん?って。
だって、相当丁寧に惜しみなくアートを盛り込んで創られていて、かなり余分なお金がかかっているように見えたから。単なる趣味かもしれないけど…笑
まだ建設途中だけど、、
大型ホテルに似ているところはあるような。
でもビジネスにしてはロマンがあるような。
ディズニーランドほどの夢の世界ではないけど
高級ホテルの非日常感にしては、エンターテイメント要素が半端ない。
海外やジャカルタから移住者が増え続けるバリ島。
我が家の周りの田んぼもどんどん埋め立てられ、建物が建ち始めています。
適宜に心地の良い家を作れば、建てたい人も借りたい人もいる、そういう状況。
それなのに、ここまでするって、、
本当にすごいなってシンプルに思ったわけです。
これを書いていてなんだかとても気になってきたので、実際どれくらいの規模なのか調べてみました。
↑Google map / 境界線はわからないけれど、地図上の緑のあたり一帯です。
↑HPを見ると、44ヘクタールあるそう。
私が行った場所は、本当に一部分だったんだな。
(ちなみにAyana Resortは90ヘクタールだそう。
アヤナの広さにもびっくり。。)
メインはLuna Beach Club
下にUtopia Cave Clubの洞窟プール、
隣にはOshom Baliというおしゃれな5つ星ホテル。
下2つには行ってないのでイメージになりますが、
バリ島にたくさんできている今どきのビーチクラブと似ている感じなのかなぁと。
そういえば、もしかすると私が疎いだけで、
Potato Headという老舗のビーチクラブにアパートメントホテルができたりして、インドネシア語で"村"という意味の”Desa”がついてDesa Potato Headと呼ばれていたりするので、最近の世の中の流れなのかも、と思ったりもしてきました。
ビーチクラブには、音楽と空間のコンセプトに賛同する若者たちが集まる。
そのコンセプトにSDGsなどが盛り込まれて
コンセプトショップとかカフェの延長で、
コンセプトホテル、コンセプト村、コンセプト町…
と、どんどん規模が大きくなっていく。
賛同する人がより長く滞在して、よりたくさんのことに参加して学んだりシェアしたり経験できるなら、それはとても楽しそうだし需要もありそう◎
nuanuは地理的にPatato Headよりも田舎な代わりに、土地が広いので町になれる。笑
その後ろにある広大な土地を利用して、共感する以前の若者=ファミリーになった人たちも暮らすことができる。
大型ホテルにレジデンシャルエリアやキッズスペースがあるように、コンセプトシティにはアパートメントやヴィラ、幼稚園・小学校がある。
Google mapではすぐ近くに大学もあって、ホテルの仕事いろいろを学べるみたいでした。
ここがnuanuによって作られたのかは分からないけど、、近いしきっと卒業生はnuanuで働く人も多いんじゃないかなと思う。だとしたら、かなり考え尽くされている。。。
イベントスペースでもあるAshの周りには
広くモダンなオフィスがあったり、建築事務所、音楽スタジオ、いろいろ製作工場まである。
この場所に必要なほぼ全てのものが、この中で作ることが可能ということだ。
さらに、Ash隣にあったドーム型のかわいらしい建物群はホテルではなく、リトリートやアーティストインレジデンスのような滞在型団体ワークショップのための施設らしい。
さすがNuanu Creative Cityと呼んでいるだけあって、本当にアートやカルチャーを大切にしていることが伺える。
①で紹介したジブリな小道には
Aurora Media Parkという名前がちゃんとあって、
nuanuにあるアートは、応募して選ばれた8人の地元インドネシア人アーティストたちがコラボレーションして作られたものなんだそう。
nuanuもpatato headもイベントでバリ人のガムラン奏者やダンサーを起用したり、インドネシアの文化芸能の素晴らしさにもしっかりライトを当ていて、ちゃんとローカルも巻き込んでいるところに、とても好感が持てる。
それは、ちゃんと根付いて共存していこうという姿勢なのかなとも思う。
インドネシアはたくさんの島から成り立っていて、それぞれの島は言葉や文化が違う。
その中にあるバリ島は、インドネシアだけどバンジャールという地区の自治体がとても強い。
その中でバリだけど、バリじゃない。
すでにチャングー自体が異国のようになってるし、
“desa”とか“city”とかもなんか自治区みたいになっていくんじゃないかなぁって思ったりする。
社長が王様。
グローバリズムに逆らう小国制。
今はまだ建設途中でプロモーション中。
いったいどんな風に進化していくのか、興味津々です。