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【ウィーン】フォルクスオーパーの座席・注意点・チケットについてご紹介

この記事は、こんな人におすすめ

・フォルクスオーパーで公演を観たい
・ウィーンに旅行へ行きたい
・ウィーンで本場の音楽を観たい

この記事でわかること

・フォルクスオーパーについて
・アクセス、服装、荷物、チケット購入方法など
・会場内の見えかた
・割引について


フォルクスオーパー(Volksoper)

オーストリア ウィーンは『音楽の都』として世界的に有名です。
そのため、たくさんの音楽ホールがあります。

そのなかでも、現地に来たならばぜひ訪れたいのがフォルクスオーパー(Volksoper)
「オペラ座」として有名なウィーン国立歌劇場に次いで、とても有名な場所です。


歴史


フォルクスオーパーは、ウィーンで2番目に大きな歌劇場として現在も有名なオペラ座です。

130年前の1898年、「カイザー ユビロウム シュタットシアター」という名前でオープンしました。

1904年にフォルクスオーパーに改名してからというもの、第二次世界大戦後には破壊されたウィーン国立歌劇場の代わりの場所となるなど、いつも市民の癒すの場として活躍しています。

ここでは、「トスカ」(1907年) 、「サロメ」(1910年)など多くの有名作品が初演されました。


場所・問い合わせ先


Währingerstrasse 78、1090 Wien
・+43 1 514 44-3670(インフォメーション)
・+43 1 513 1 513(クレジットでチケット購入)
・メール ticket@volksoper.at
・HP wiener-staatsoper.at


アクセス


  • 地下鉄 U6「ヴァーリンガーシュトラッセ / フォルクスオーパー」で下車
    (ドイツ語→Underground U6 – Währinger Straße / Volksoper)

  • トラム(路面電車) 40、41、42「ヴァーリンガーシュトラッセ / フォルクスオーパー」で下車
    (ドイツ語→Trams 40、41、42 – Währinger Straße / Volksoper)


交通手段ごとにまとめています。
Googleマップで調べたら時刻表や番線がでてきますので、そのときに都合の良い手段で移動してくださいね。



ここから先でわかること

長めの記事になっていますので、ここから何がわかるのか、軽くご説明しておきたいと思います。
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  • コンサート鑑賞前に確認しておくべきこと2つ

  • ホール内の様子

  • この席は買わないほうがいいかも!

  • チケット購入方法4パターン

  • 若者割引「U30」について

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それでは、ご覧ください!



オペラを観に行く前に確認すること

それでは、フォルクスオーパ―の公演を観る前に確認しておくべきことを書きたいと思います。

異国の地や異国の文化に触れる際は、なによりも現地のマナーや慣習を尊重することが大切です。
また、日本のコンサートホールのつくりとちがうところもあり、思わぬことで驚いたりすることも。

ウィーンでもっとも有名な「ウィーン国立歌劇場」と比べても、注意点は異なります。

チケットを購入する前に、ぜひ参考にしてみてくださいね!


① 避けるべき服装の確認を!


Tシャツ、半ズボン、ミニスカ、ジーンズ、スニーカー、サンダル、大きすぎる荷物 など

普段着のような格好で訪れるひとは少数で、観客の多くは正装をしています。

日本のクラシックコンサートとは異なる価値観ですね。
正装とは例えばスーツ、シンプルなドレス、革靴などを指します。
難しければ、襟付きのシャツを着たり素材には気をつけるなど、できるかぎり努力されることをおすすめします。

とはいえ、

正装重視のウィーン国立歌劇場(Staatsoper)とは比べて、体感的には敷居が低いイメージがあります。

以下、実際の様子を撮影したものです。ジーンズで訪れる人もいますね。

ジーンズの人は入れない!といったルールはないのですが、場の雰囲気には合っていないように感じました。



② 観光客の多くは現金必須!


冬場はコートやダウンが必須ですし、旅行者の中にはリュックサックなどを持ってくる方もいるでしょう。

また、フルサイズカメラもフロントに預けるように指示されます。
ホール内の写真を撮るつもりで持ってこられる方はご注意ください。
カメラだからといって特別丁重に保管されるわけではないので、キャップや保護バッグもお忘れなく。

そのようなアウターや荷物は、現金でお金を払ってフロントに預けます。
ひとつにつき2~3€です。

ウエストポートより大きいものは入口の係員に止められるので、注意しましょう。
🔺従わなければホールには入れません。



会場内の様子

フォルクスオーパーのホール内は意外にもこじんまりとしています。
一番後ろの席や立ち見席、2階の席でも「近いなあ」と感じられるホールです。

さて、そんなホール内の様子を見てみましょう。

一階席中央と、一階ボックス席
1階立ち見席(人がいます)、2階席、3階席

写真1枚目は、一階席のかなり後方から撮っていますが、舞台との距離感が近く、実際の公演も臨場感をしっかりと感じられました。

ただ、後ろになればなるほど、観客の民度が下がってゆく傾向にあります。(価格が安くなってくるため)

ずっと喋っている人もいますし、いちばんつらいのは大いびきをかいて寝る人がいることです。

私はどちらにも遭遇したことがあり、非常に悲しい気持ちになりました。

座席選びは、価格を取るか、安心を取るかといったところですね。

二階、三階もあまり奥行きがなく、後ろの方でも楽しめました。



チケット購入の際は「支柱」に注意!

会場の1階席には、いくつかの支柱が立っています。
ホールの構造としては珍しいつくりですよね。

あたりまえですが、支柱付近の席は舞台の見えかたが制限されてしまいますのでご注意ください。

せっかく舞台ありのオペラを観に来たのに、まったく見えないのであれば本当に残念です。

チケットを買う人が座席選択をする際に見られる席マップ(以下図)をつかって、視界が制限される席を把握しておきましょう。↓

下が舞台側、上にいくにしたがって後ろの席

図の「×」の席は満足に見られませんでした。
「△」の席は、顔をかたむければ半分以上は舞台が見えましたが、見にくかったです。

簡単にまとめると、

1階なのに水色カテゴリーで安い

という席は、視界制限席だと考えてよいでしょう。


以下に実際の写真があります・・・


ボックス席も注意!

支柱に隠れる席だけでなく、ボックス席の2列目以降も注意が必要です。
2列目以降は、1列目の人の影になる+舞台側面の席のため見えにくいのです。

ただ、ボックスを知り合いで埋めるのであれば、席を交換し合ったりして楽しむことはできますね。

また、ボックス席の見えづらさに関しては、基本的にはどこの歌劇場にもあてはまります。



チケットの値段と購入方法

チケットの値段は、座席や公演内容によって値段はちがいます。
詳細は購入時にわかるかと思いますが、取り急ぎ相場をご確認ください!


つづいて購入方法ですが、4パターンあります。
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① 現地購入
連邦劇場のすべての前売り券売り場で購入可能(詳細はこちら

② 書面購入
独文か英文で、公演日の3週間前までに郵送またはファクス

アドレス:Volksoper Wien, ticket sales, Goethegasse 1, 1010 Vienna
ファクス:+43/1/514 44-3669
メール:ticket@volksoper.at

③ 電話購入
独語または英語限定
なお、立ち見と車いす席は対象外で、クレジット決済に限る

電話:+43/1/513 1 513 (現地時間 毎日午前10:00 ~ 午後7:0

④ 公式サイト
チケット購入ページはこちら

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U30割引について

留学や就職で長くウィーンにいる若者は、ぜひU30割引きをご検討ください。
15歳から30歳の誕生日までの人が対象です。

対象公演が12€で見られ、1公演につき最大4枚まで購入可能というとんでもない制度です。
購入はオンライン限定、もしくは売れ残りがある公演については公演の1時間前から窓口購入することもできます。

🔺当日は、年齢確認できる顔つき身分証明書を持参してくださいね



そのほかの割引についてはこちらをご確認ください。



おわりに

記事のご購入、そして最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
フォルクスオーパー(Volksoper)について、少しでも情報が手に入りましたら幸いです。
黄金の間で知られる「ウィーン楽友協会」、そして「ウィーン国立歌劇場」についても記事を書いています。よかったらチェックしてください!
それでは!

こんにちは!のこです!この度は記事を読んでくださり、本当にありがとうございます!私もいつも皆様の記事を拝見し、勉強させていただいています!よろしければサポートしていただけるととても嬉しいです☺️