朗読からひろがる世界

日曜日から通知が鳴り止まず、うれしい悲鳴です。

先日公開した、フォロワー様の作品朗読。
作者のみなさまにも、作品をもともと愛されている読者の方々にも、朗読で作品を知ってくださった方にも、おおむねご好評いただいたようで安心いたしました。
素敵な作品が少しでも多くの方に読まれたらいいなと願っています。最初はどんな作品の応募があるのだろう、万一私には無理だ、という作品が来たらどうしよう…と募集期間中ドキドキしていましたが、文章を通じて私をよく知る方々が、なんとなく私をイメージして選んでくださったのかなと思います。おかげさまで良作揃い、贅沢なひとときを過ごせました。
また、作者の方をはじめ、聴いてくださった方がコメントを通じていろいろと感想をくださり、作品の解像度がさらに上がったように思います。コメント欄も楽しめますので、よろしければ覗いてみてください。

noteで朗読をしてよかったなと思います。noteだから聴いてくださりコメントをくださった方がいる。そもそもnoteがなければ、私の朗読はありませんでした。
作者の方々が次々と感想記事を書いてくださいました。

りようさん、めろさんには、サポート、オススメまでしていただきました。

りようさんより
めろさんより

いぬいゆうたさんには、拙作「フレームの中の光」を朗読していただきました。

みなさま、本当にありがとうございます!!
対価をいただくとは思っておらず恐縮ですが、心を込めて読ませていただき、それが少しでも癒しとなったのであればよかったなぁと思います。噛んだりしていて完璧ではなく申し訳ないですが…各話何度か録って聞いてみて、一番良いものを選んだつもりです。
聴いてくださったみなさまの感想もとてもうれしく読ませていただいています。
私の朗読によって作品世界に奥行きが出たのでしたら幸いですし、私自身、朗読することでイメージが広がり、聴いてくださったみなさまの感想を読んでさらに楽しめました。
本当に、良縁に恵まれているなぁとしみじみ思います。

声は両親からの贈り物であり、読み方は母の音読教育の賜物です。小学生の頃、音読の宿題の評価欄があり、二重丸をもらえるように一生懸命感情を込めて練習していました。母は子どもの頃から、読み聞かせをしてくれ、音読の時間を大切にしてくれていました。それだけでなく、漢字練習帳でも漢字を正しく書くだけでなく綺麗に書かないとやり直しという、宿題への妥協を許さない人でした。その分、母も幼稚園や小学校の連絡帳の通信欄を毎日丁寧に書いてくれたり、初めての子育てで葛藤しながら一生懸命育ててくれていると、子どもながらに感じていました。少し脱線しましたが、両親のおかげで朗読を好きになりました。人様に聴いていただくことになるとは、当時の私は夢にも思っていませんでした。
朗読はおおむね喜んでいただけたようですが、私は話し方にコンプレックスがあります。新卒の就活の第一志望先の最終面接で、「あなた、口調がきついと言われたことはありませんか?それについて、直すための努力などはされていますか?」と言われました。衝撃的で何も言えず、そこには落ちました。後から同じところを受けて入った人が、ストレス耐性をみるためにわざと圧迫面接をしてごめんねと人事の人に言われたと言っていましたが、私の口調については、実際に問題があるのかもしれないとそのとき初めて気づかされたのです。ただ何も考えず真顔でいると、「なんでにらむの?」と小学生のときに言われて以来、笑顔でいるよう努めてきました。でも、口調のことで指摘を受けたことはありませんでした。面接後に妹に聞いてみたら、「たしかに、たまにそう感じるときがあるかな。」と言われ、そうだったんだと。優しい周りの人は言わなかったけれど、振り返ってみれば思い当たることがありました。緊張したり、イライラしたりすると、気づかぬうちにそうなってしまうようです。そういうときの制御は難しいけど、せめて普段から気をつけようと思いました。
実は、朗読を公開した翌日、同じく、第一志望先の最終面接がありました。みなさまのコメントをお守りとして、マナーはもちろん、話し方に細心の注意を払い臨みました。それが功を奏したのか、無事内定をいただき、来月から働くことになりました。ですので、またゆったりマイペースにnoteと向き合っていきたいです。細く長く続けられたらいいなと思っています。

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