海
海の日をくらう夕暮れ
紅い日がのみこまれてゆく
魅せられた者の目がうばわれる
漏らした声がきこえる
騒がしかった声はしずまりかえる
シャッター音だけがあたりにひびく
暗い海の底で日がねむる夜
灯台が海をてらす
眠る日におやすみをつげるように
船長は灯りを頼りにすすむ
しんとした海をモーター音が切り裂く
泡はきえて海はしずまる
日の海をぬけだす夜明け
橙の日がこぎだしてゆく
魚を見ていた者の顔がうわむく
魚もはねて日をながめる
自転車や車の音がひびく
老若男女の喋り声が今日もうるさくていい
🌊
小牧部長、今週も素敵な企画をありがとうございます!
今週は、久しぶりに詩を書いてみました。
学生時代にフェリー「さんふらわあ」で片道12時間近くかけて神戸と大分を行き来していたのが懐かしく思い出されました。
詩を書くのは、このときぶりです。
詩といえば、レギュラー部員のMarmalade先生に「すまいるスパイス」でご助言いただいたこちらをいつも思い出します。私はMarmalade先生の詩心も小説もエッセイも好きです。詩を書くときは、このときに返って他のみなさんや私にくださったご助言を頭に置きながら書くようにしています。今週の久しぶりのカフェペンギン回も楽しく拝聴しました。
今週も読みに来てくださったみなさん、ありがとうございました!
小牧部長の素敵なお部屋と比べて、うちの部屋は恥ずかしながら惨憺たるものです……。
▼部長の素敵なお部屋
ただ、突発的イベント発生(テレビ壊れるの巻)により、朝から片づけの真っ最中です。まずは、片づけで行方不明者を出さないよう仮設住宅に一時避難させたところです。
部員のみなさんの素敵な作品を合間に眺めながら、引き続き片づけをがんばり、朝茶を飲む束の間の時間を豊かに過ごせる空間にできるようにしようと思います。
小牧部長をはじめ、創作大賞に参加されている部員のみなさんがたくさんいらっしゃることと思います。
最後まで納得のいくように完結させられますように。
(私は今朝、ルビの誤字に気づいて応募作をこっそり直しました。何度も何度も、多分誰より読んでいても、完全って険しい道のりですよね。誤字のない作品も、モデルルームのようなお部屋も、私にはエベレストの頂点のように感じます)
サポートしてくださる方、ありがとうございます! いただいたサポートは大切に使わせていただき、私の糧といたします。