人はなぜ歳をとると頑固になるのか
お疲れ様です。今日は、経験を積むことについて思ったことを書きたいと思います。
人間は生きていると色んな経験をして、様々なことが経験則的に分かることが多くなっていくとと思います。そして、長く生きれば生きるほど経験は積み重なっていくので、経験則で分かることはより多くなっていきます。経験で知ったことはある種の教訓となりますから、強く記憶に刻まれて、「こうなった時はこうなる」と確信的な判断も可能になりますよね。つまり、経験は単純な経験知識の増加、判断の正確性や思考力の向上に繋がり、人間としての深みを与えるものであると言えそうです。
一方で、ここで自分が言及したいのは、経験を積むことは逆の人間としての浅さにもなりうるだろう、ということです。よく高齢になると新しいことや見たことのないものに対して保守的になる傾向があると言いますよね。この原因として、歳をとって経験が豊富になったがゆえに、その経験則に当てはまらないことは、すぐに切り捨ててしまうから、とよく言われますよね。言い換えれば、経験の多さが視野を広げたと思いきや、実は狭めていたということ、逆説的であるということです。
人生は長いのか短いのかよくわかりませんが、おそらく一生かけても勉強が終わったり、知らないことは無くならないでしょう。一方で、経験を積んでいけば分かることは格段に増えるのも事実だと思います。経験を積んだことが人としての深みになるか浅さになるかはバランスの問題だと思いますが、経験を大切に、より多く積むというのは長い間ずっと優先であり続けるだろうとも思います。
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