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日本初であろう24時間チャリティ・オンラインイベント「Hello, New Normal」なるものをやることになった。

この度、日本初であろう24時間チャリティ・オンラインイベント「Hello, New Normal」なるものをやることになりました。

といっても、僕が主催するわけではなく、日本でも有数のコミュニティイベント・プラットフォームを運営するPeatix社が音頭をとって、24のコミュ二ティがバトンをつないでいくものです。

言ってみれば、24時間ぶっつづけのオンラインイベント駅伝みたいなものでしょうか。

僕はその言い出しっぺにしか過ぎないわけですが、何よりも実質2週間で企画して制作を進めていったことは数あるイベントをやってきた身からしても驚くべきことだらけです。

経緯みたいなものはForbesでも取材いただいたので、ここを読んでもらえればと思うのですが、このエントリーでは企画タイトルである「Hello, New Normal」に込めた想いについて書きとどめておきます。


それは、自分自身がコロナの騒動下で感じていた「連帯と分断」から始まります。

このウイルスについては発症以前にも感染が広がっていくことがわかってきていて、ひとりのイベントオーガナイザーとしてはどうも悪質だと感じていました。なぜなら人と人との間に猜疑心を植え付けて、不安を増幅させることでかかわりを断絶させようとするからです。そうなれば、それぞれが閉じこもって、自らで社会とのつながりを遮断せざるを得ない。そういった意味では”孤独化ウイルス”ともいえる人類分断化装置なわけです。

三密人生を歩んできた僕からしたら、そんなウイルスにははやいとこ根絶されて、舞台が降りてもらわないといけない。(もちろん世界の大気がキレイになったとか、地球にとってのなんたらみたいな話とは別で考えないといけません)

とはいえ、ワクチンをつくれる脳もない僕が根絶のために直接貢献できることなんていうのは皆無なわけでございまして、自分にできることと言えば、分断された人たちをつなぎとめ合わせることしかないと思ったわけです。

そのためにも歴史から学ぶ必要がありました。インターネットのおかげで分断されているという感覚が分かりにくくなったからこそ、インターネットがない時代の人間が連帯するための作法や仕掛けを知る必要があると思ったからです。

参考にしたのが、インターネットが生まれる直前にあたる1985年に行われた20世紀最大のチャリティライブイベント「LIVE AID」です。クイーンの映画でも話題になったこの音楽イベントは、「1億人の飢餓を救う」というスローガンの下、「アフリカ難民救済」を目的として名だたるアーティストが参加し、150カ国で放映されたと言われるまさに地球規模での連帯のための祭典です。

そんなこんなで、いろいろと研究していることをPeatix社の共同創業者である藤田さんとZoomで雑談したら、おいそれとあっという間に24時間オンラインイベント「Hello, New Normal」は本番を迎えることになったわけです。

LIVE AIDのようにロックバンドが出演するわけではありません。でも、コミュニティという人と人の間に熱を生み出していることを考えれば、ロックバンドとなんら違いはありません。なんなら、コミュニティこそが21世紀のロックバンドであると思っています。突然の依頼にもかかわらず、チャリティの主旨に賛同してもらった24のコミュニティと登壇いただくみなさまには改めて感謝しかありません。日経COMEMOのみなさまにもご無理を申して、フレディ・マーキュリーもびっくりするような素晴らしいプログラムをご提供いただけたことに心から御礼を申し上げます。


もしかしたら「Hello, New Normal」と聞いて、「そんなかんたんに言ってくれるなよ」と言う人もいるかもしれません。たしかにそうかもしれません。それでもこの現実に対して僕らがとるべき態度は、この不確実で不透明な世界にむかって、挨拶を交わそうとする勇気だと思うのです。

1日でもはやくこのウイルスを根絶したい。根絶をしなければならない。そのためにもみなさまのあたたかいご支援が必要です。もしお時間があってご参加いただければ、そんな励みになることはありません。どうぞ立ち寄ってください。

Hello, New Normal
https://services.peatix.com/24hours



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本企画でのすべての収益は、Peatix社にてとりまとめて下記に寄付いたします。

「WHOのための新型コロナウイルス感染症連帯対応基金 」
※ 一般人・民間企業がWHOによる新型コロナウイルス感染症対策に向けて寄付をすることができる、国内唯一の場

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