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【読書暦】2019年に読んだ本

【★☆☆☆☆】ダ メ【★★☆☆☆】普 通【★★★☆☆】面白い【★★★★☆】お薦め【★★★★★】名 作


★★★☆☆ 「スーパートイズ」ブライアン・オールディス 竹書房文庫 2019/12/30
★★★★☆ 「レ・ミゼラブル」上・下 ユーゴー 岩波少年文庫2019/12/22
★★★☆☆ 「グロテスク」上・下 桐野夏生 文春文庫 2019/11/17
★★★☆☆ 「後巷説百物語」京極夏彦 角川文庫 2019/10/1
★★☆☆☆ 「光射す海」鈴木光司 新潮文庫 2019/9/23
★★★★☆ 「漂流街」馳星周 徳間文庫 2019/9/5 【再読】
★★★☆☆ 「ちいさなちいさな王様」アクセル・ハッケ 講談社 2019/9/3
★★★☆☆ 「エーリカ あるいは生きることの隠れた意味」エルケ・ハイデンライヒ 三修社 2019/9/3
★★☆☆☆ 「大河の一滴」五木寛之 幻冬舎文庫 2019/8/24
★★★★☆ 「春秋山伏記」藤沢周平 新潮文庫 2019/8/16
★★★☆☆ 「宝石泥棒」山田正紀 早川書房 2019/8/7 【再読】
★★☆☆☆ 「結晶星団」小松左京 角川文庫 2019/7/2 【再読】
★★★☆☆ 「椿山」乙川優三郎 文春文庫 2019/5/10
★★★☆☆ 「岸辺の旅」湯本香樹実 文春文庫 2019/4/29
★★☆☆☆ 「聖地へ」家田荘子 幻冬社アウトロー文庫 2019/4/12
★★★☆☆ 「銀河盗賊ビリイ・アレグロ」都筑道夫 集英社文庫 2019/3/19
★★☆☆☆ 「高瀬川」平野啓一郎 講談社文庫 2019/2/4


 岩波少年文庫版の「レ・ミゼラブル」上・下巻を読みました。小学生の頃読んだ赤い表紙の名作全集では「ああ無情」という邦題がついていました。今回も面白かったので、思わずブックオフで新潮文庫の長いオリジナルを買ってしまいました。全五巻。いつ読むつもりなのか、ちょっとまだその気にはなれません。110円コーナーで全巻揃うなんて滅多にないことだから、一応買いましたが、まだ読む予定はないです。

 都筑道夫の「銀河盗賊ビリイ・アレグロ」は初読ですが、本は1983年(昭和58年)の初版。36年も読まずに放置してありました(笑)。
 驚いたことに、全く期待していなかったのに面白かったので少しクローズアップしてみました。画像は単行本の表紙ですが、私の持っているのは文庫。同じ大友克洋の絵が使われています。

 一番分かりやすいイメージで言うと、寺沢武一の漫画&アニメの『コブラ』です。宇宙海賊コブラは切り落とされた片腕にサイコガンを付けていたり、怪力を発揮したりとかなり超人じみていますが、銀河盗賊ビリイ・アレグロはもっと純粋にスマートな泥棒です。ルパン三世のようなコミカルさもなく、少し気どった怪盗…どこかで似たキャッチフレーズを聴いた気もしますが。
 続編が1冊出ていますが、知名度が高くないのはもったいない作品です。誰かアニメにすれば良かったのにと思いました。これは大友克洋のキャラデザインのままでアニメ化するのがピッタリです。ダイジャと名付けた蛇型異星人が相棒です。このダイジャの万能すぎるところが少しご都合主義ではあります。

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読書感想文

<(ↀωↀ)> May the Force be with you.