〈コラム〉ぼくたちは、ヨコヨコする:編集者のつぶやき その1
合言葉は、「ヨコへヨコへと、ヨコヨコと」。
はじめまして。ヨコヨコの執筆・編集を担当している大澤です。古庄さんへのインタビューでヨコヨコが産声をあげて、はや4ヶ月。
今日は、どうしてぼくたちがヨコヨコしはじめたのか、ちょびっと書いてみたいと思ます。
ヨコヨコする
サラッと「ヨコヨコする」と動詞の形で使ってみました。赤ちゃんが「よちよちする」みたいで、「ヨコヨコする」ってかわいくないですか?(笑)
擬態語・擬音語っていいですよね。ヨチヨチとかヨシヨシとか、ヨ〇ヨ〇ってちょっと頼りない感じがあります。〇コ〇コは、トコトコとかモコモコとかピョコピョコとか、やわらかいんだけど安定感があります。たどたどしい感じのヨ〇ヨ〇とふんわりしつつ安定しつつな〇コ〇コがあわさったヨコヨコには、楽しげでしなやかな語感があるように思います。
このメディアで取り上げている「福祉」に対する、ぼくの皮膚感覚はちょうどヨコヨコくらいかな?って。
福祉を感覚的に表現する
もともとぼくは福祉を学んできた人間ではありません。大学は文学部で専攻は西洋哲学史、学外でかかわっていた活動も専ら教育や地域系で、いずれもいわゆる福祉とは異なる領域でした。卒業する年に福祉にかかわりはじめ、現在社会人1年目。まだ福祉をちゃんと意識しはじめて2年目のひよっこです。福祉の専門性はもちあわせていませんし、現場経験もほとんどありません。
そんなぼくは正直、福祉を感覚的にしかとらえられていません。そして、その感覚をもとに福祉を表現すると「ヨコヨコできる世界」みたいなイメージなんです。ヨコヨコする・ヨコヨコできるって何を指しているのかわからないのですが(笑)
もちろんヨコに意味を込めていて、「ヨコのつながりが人を支え、ヨコへのひろがりが未来をつくる。」というコンセプトが第一にありつつ、個人的にはヨコヨコという連なりの語呂が、すごくしっくりきています。
ヨコヨコしはじめた理由
ヨコヨコを企画・運営しているのは、大津市の障害者自立支援協議会というところです。「障害者自立支援協議会ってなんぞ?」という方も多いと思うので、ザックリ説明すると、「障害のある人の困りごとを地域の課題としてとらえ、解決策の協議を行うことを通して、だれもが生活しやすい地域づくりに取り組んでいる団体」です。実は各市町村に設置されているんですが、はじめて聞いた方もおられると思います。
それで自立支援協なるものがあるのはわかったけど、そこが、どうしてヨコヨコをはじめたの?気になるのはそこですよね。
福祉業界ではいま、担い手の不足が深刻化しています。人手が足りず、サービスを休止したり定員を減らしたりせざるを得ず、悲鳴をあげている事業者や施設も少なくありません。だから短期的に「どう人材を確保していくの?」と問うことはもちろん重要なのですが、より長期的な目線で、限られたパイを業界内で奪い合っていくシナリオからの脱却をはかることが必要なんだと思います。
福祉に関心を高めたり、福祉へのかかわりしろを増やしたり、福祉へのいろんなかかわりを拡大していく。そんな未来・社会づくりに取り組むことが大切なのではないでしょうか。
これを本気でやっていくには、一つの社会福祉法人や事業所でできることに限度があります。単一法人の枠を超えた協働・協力が必要。そこで地域に根ざした連携を目指す協議会は、人材面でも率先して新たな取り組みに挑戦することが求められていると考え、ヨコヨコを立ち上げました。
福祉って身近で、大事で、結構おもしろい。ヨコヨコを読んでくださった方が、少しでもそんな風に感じてくださったらなあと思います。
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ヨコヨコは立ち上がったばかりです。
記事を読む/いいね・コメントする/SNS等でシェア・拡散する/、いろんな仕方でヨコヨコを一緒に育てていってもらえると嬉しく思います。
これからさまざまな場面でみなさんと一緒にヨコヨコできるのを楽しみにしています。
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[ 学生編集部募集! ]
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連絡先: otsuziritu@gmail.com
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執筆・編集:大澤 健
企画:大津市障害者自立支援協議会
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