編集長・柴田三吉さんのアドバイスのおかげで、よい詩になりました。『詩人会議』11月号小詩集コーナー
今月号(2023年11月号)の『詩人会議』の「小詩集」コーナーに、私の4作品を載せていただきました。
お話をいただいたのは5月(多分)のことでしたが、締め切りの8月末まで、4ページ分を任せていただいたことに深く感謝しながら、最良の作品を掲載できるよう推敲を重ねました。
内容にバリエーションを持たせて、
・カナリヤたち
・ひなまつり
・墓じまい
・マスクの遺体
の4作品の原稿をお送りしたところ、編集長・柴田三吉さんよりご連絡が。
「ひなまつり」について、「ここ、これで本当にいいですか? 僕の感想だと、あなたが言いたいことと逆の意味になっていると思うけど…」と、私が言葉の意味を決定的に勘違いしていた部分を、ご指摘いただきました。
最終連の太字で示した「ビジネス・フェミニストたちが」の部分、実は柴田さんにご指摘いただく前は、「フェミニストやウーマンリブが」となっていました。フェミニストを批判するような書き方になっていたわけです(汗)。
実は私は、「フェミニスト」を名乗る人たちの中に「偽フェミニスト」が大量に混じっている現状に対し、反発心を持っていました。
「フェミニズム」は本来、女性の権利向上・男女平等を訴える運動です。「本当のフェミニズム」は、一人一人が性別の関係なく支え合う社会を目指す、至極真っ当な思想です。しかし裏の側面としては、権力者によってブームを仕掛けられた気配があり(陰謀論。笑)、女性の社会進出を促すことで家庭の崩壊、社会の崩壊を狙った一面があります。経済界は働く女性の消費行動に便乗して儲け、男性は「女性を大切に」と言いながらも家事・育児を嫌がり(意識改革が進まない)、企業は男女格差を本気で解消する気も、その知恵も力もない現状。社会システムや人の意識が変わらない中に、“誰かの意図”で「フェミニズム」運動だけが放り込まれた結果、別の側面から男女は分断し、家庭(母親と子どもの関係、夫と妻の関係)の崩壊と、それに伴う社会の崩壊が進みました。このような問題意識から私は、いつの間にか、「フェミニズム=偽フェミニズム(批判の対象)」という感覚になってしまっていたのです。
柴田さんに指摘されるまでは、自分の認識がそのように書き換わっていることに全く気付きませんでした。修正せずに出したら、真っ当なすべてのフェミニストを敵に回すことになり、冷や汗では済まない事態になるところでした(笑)。
おかげさまで、自分でも納得のいく作品になりました。
柴田さんをはじめ、経験豊富な詩人の皆様に目を配っていただける「詩人会議」という媒体を、本当にありがたく思います。
こちら↓に掲載されておりますので、是非お読みください。
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