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事業創造と組織変革を語るCo-Hatching Day


既知なるさんと未知なるさん

以前仕事を一緒にしてくださったパートナーの方に「michinaruのお客様は"既知なるさん"ではなく”未知なるさん”ばかりですね」と言われたことがあった。

既知なる世界の枠組みに留まって問題解決に余念のない既知なるさんと、未知なる世界の扉を開くことに好奇心と使命感が抑えきれない未知なるさん。

ラベリングして世界を切り分けたいわけではないが、自分たちのお客様とのつながりが肯定された気がしてすごく嬉しい認知だった。今思うと、私たち自身が後者でありたいともがき、後者で挑戦する人を応援したいと思ってまたもがいていたからだと思う。

未知なるさんたちとの二人三脚で気づいた真実

michinaruは成熟企業に生息する未知なるさんと二人三脚で、その組織の中で新しい事業や変革を生み出す土壌づくりを一生懸命やってきた。

あるときは、事業創造のジの字も知らない社員の皆さんとWillを起点に事業創造プログラムを伴走したり。あるときは、経営陣の皆さんと自身が大切に育ててきた既存事業と同じくらい新規事業にも目をかけてもらうアカデミアを開講したり。またあるときは、固定化した組織文化の中で無意識レベルで芽を摘んできたミドルや女性のリーダーシップ覚醒を仕掛けたり。

来る日も来る日も各社さんの組織に挑戦と応援の良い循環が起こるように、尊敬する仕掛け人の方々と一緒にあの手この手で取り組んできた。が、同じようにかかわっていてもうまくいく会社もあれば停滞する会社、取り組み成果が先細る会社もあることが気になるようになってきた5年目の春。

「何をやるか」よりも大切なこと

取り組みが実を結ぶにはうまい流れに乗ることが必要で。(ピタゴラスイッチのように、ひとつひとつの仕掛けではそれほどインパクトはないが、それらを数珠繋ぎしていることで人の目を引き付け、最後に大きなAHAやモメンタムが生まれるのと似ている)

独自の文化や目に見えないコンテキスト(文脈)を持つ成熟企業においては特に、「何をやるか」も大事だけど「どんな流れに乗せるか」も実は非常に大事。裏を返すと、成果が出ないときに見つめるべきは施策そのものではなく、流れかもしれない、ということ。

だからこそ、同じ支援をしていても上手に流れを創る会社もあれば、残念ながらそこに行き着けず結局は同じところでグルグルして苦しむ会社もあるということを身に染みて実感してきた。

ただ。当人はそれはなかなか意識しにくい。なんせ目に見えない。あと一歩のところにいても、自分たちの真の課題を掴むこと自体が難しい。往々にして、自社の課題は自社にとどまっていては分からないものだ。外に出て相対化することで初めて構造的に見えてくる、そんな体験を私もたくさんしてきた。

事業創造と組織変革の取り組みを語りそこから学ぶ「Co-Hatching Day」

だからこそ、やろうと決めた。成熟企業の仕掛け人たちが組織の垣根を超えて集まる場。互いの事業創造や組織変革の取り組みを語り、そこから学び合うイベント。その名も「Co-Hatching Day」。

”Hatch”とは孵化するとか卵が孵るという意味で、私たちの創業以来の提供サービスのコンセプトにもしている言葉。自社の中で挑戦をしている仕掛け人同士が集まって、その苦労を分かち合ったり頑張りを称え合ったりすることを通じて、ともに次の殻を破る挑戦に向かうエネルギーが会場のそこかしこでむくむくと湧いている。そんな景色が広がったら最高と思って名付けた。

キーワードは異質の交流、安心安全、問いとの出会い

コンセプトを実現するために、リアル開催にこだわった。安心感と参画感がほしいから40名くらいの中規模で。

来てくださった方にたくさん話してほしいけど、自社の中では得られない異質さに触れてほしいし枠を外すInspiringをたくさん持ち帰ってほしいので、ゲストにも協力してもらおう。だけど、先生みたいな人ではなく、同じように成熟企業で既存の様式を打破するために戦ってきた人がいい。

世界トップシェア、盤石な企業基盤があればこそ難しい両利きへの揺らぎを主導し続けた日本特殊陶業株式会社の元CTO/現顧問の小島多喜男さん。創業70年、独自の企業文化を持つ五十鈴グループのトランスフォーメーションを新規事業側面と組織開発側面でリードしてきた朝岡さん、立石さん。パナソニック、日産自動車、グッドパッチ、超大手~中堅企業の人事として一貫して一人ひとりのリーダーシップの覚醒と組織成果の最大化に向き合ってきた井出さん。紹介を書いてるだけで楽しみが増幅して仕方ない唯一無二な3組に快く登壇いただけること、これだけでもmichinaruをやってきてよかった(大感謝)。

ゲストトークの後は全体対話と懇親会。それぞれの胸の内を遠慮なく明かし合いながら、対話の中からヒントや新たな問いが生まれる、そんな対話に繋がっていくことを願って、場をホールドしたい。

このイベントのメインディッシュはゲストではなく、参加してくださるおひとりおひとりのこれまでの奮闘に根差した悩みの深さとユニークネスだと思っている。

誰と話しても学生時代の友達のように一瞬で深い話ができる、そんな場になる予感しかない。安心してたくさん話せて、ひとりひとり違う問いが持ち帰られたら嬉しい。

改めて願うのは、Co-Hatching Dayを通して、事業創造も組織変革も難しくて孤独なもの、ではなく、楽ではないけど楽しいもの、仲間ができて人生がより豊かになるもの、と心から思える世界になればいい。

どんな方にも開かれた場に。記念すべきDay1にぜひ来てください

Co-Hatching Dayは今回限りではなく、今回をDay1として、半年に一回ペースでずっと続けていくので、誰より私たち自身が楽しみ、大切にこの場の雰囲気や文化を育んでいけるといいなと思っている。

ここまで読んで、ぜひDay1に参加してやろう、と思う方はぜひご参加下さい。

そうそう、最後にひとつだけ。

「興味はあるが気後れする」的な遠慮がある方こそ歓迎します。そんな方にこそ閉じずに繋がってほしいし、秘めずに語ってほしいから。全く怖いところではありませんので(笑)、どうぞご遠慮なくいらしてください。

michinaru一同、とっても楽しみにお待ちしています。

■イベント詳細はこちらから。

特設サイトもメンバーみんなで頑張って創りました。見て行ってください✨
組織を超えて成熟企業の仕掛け人が集まり、事業創造や組織変革を語るリアルイベント Co-Hatching Day。

絵に描かれたひとりひとりを眺めているだけで楽しい

(お席に限りがあるので興味を持ってくださったらエントリーはお早目にお願いします)


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