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私のダイエットの歴史②

基礎代謝というものを知った。タニタの体重計を買い乗ってみると、1090という数値。

私は本当は食べるのが大大大好きである。過激ダイエット卒業に従い、まずは普通に食事をしたかったけど、カロリーを気にせずにご飯を食べるのが難しいくらいにはなってしまっていた。あのまま極端なダイエットを続けていたら摂食障害になっていたに違いない。

太らずにラーメンやハンバーガーを食べたいわけじゃないんです。ただ、母親が作る家庭料理を美味しく食べたい。普通の食事を美味しく食べながら健康でいられる方法があるはずだと思いyahoo!知恵袋で調べると、代謝をあげるには運動がいいらしい。

私の運動歴といえばゴルフを少し習っていたくらい。音痴ではないけど、チーム競技が苦手で、運動会やマラソン大会も仮病で休むようなたちの悪い生徒だったので今更運動部なんていうのは考えられず、学校も遠かったためとにかく家で一人でできる運動を探した。

そんな時、一世を風靡した軍隊エクササイズのビリーズブートキャンプに出会い、なんと20代半ばまで継続するほどハマってしまうことになるのですが、おかげで私の健康が取り戻せたといってもおかしくない、ビリー隊長には心から感謝を申し上げたい。

まず、テレビの前で自分一人の肩幅くらいのスペースがあれば全身のトレーニングができるのが素晴らしすぎる。自室で人目を気にせず30〜50分前後の有酸素運動が叶う。朝や夜に近所をウォーキングするのは危ないし、夏は暑いし冬は寒いし雨が降ったらおしまいだ。ビリーズブートキャンプなら2、3歩動くエクササイズもあるけど、1畳くらいあれば十分だろう。

DVDを再生すれば画面の中には1分足りとも休むことなく汗を流し一生懸命に動き続ける仲間たちと、アツい目線と言葉で常に励ましてくれるビリーが映っている。目的が同じ仲間たちが好きな時に同じだけの運動量を共有してくれるのだから、一人だけど独りじゃない、ここが私にとっての理想郷、イーハトーブだ!

説明するまでもなくブートキャンプのエクササイズはハードだけど、声を出しながら全身を使い様々な運きをするので、『やってる感』がものすごく得られた。汗も出るようになった。おかげでブートキャンプの前後だけは、ご飯をモリモリ食べられたのだ。

全身鏡で自分を映すと、今までにない見た目の変化があった。腹回りはみるみるくびれ、ふくらはぎや太ももは明らかに引き締まっていた。そこで意気揚々と体重計に乗ってみるとなんと、増えていた。こんなに頑張ってるのになぜ・・・ショックで血の気が引き、戸惑いながらもインターネットで情報を集めた。

『筋肉は重い』の言葉が目にとまる。

運動を伴うダイエット中、筋肉がついてくると体重が増えることもあるが、気にしなくて良いらしい(そもそも私は太っていないしむしろ痩せ型)。過激ダイエットに毒されていた私を納得させられる情報だった。筋肉(特に下半身の)をつければ代謝が上がり脂肪が燃え、リバウンドもしづらい体づくりができるという。

筋肉にも記憶がある。一時期ゴルフで鍛えられていた足腰の筋肉が目覚めたかのように特に強化され、その頃にはブートキャンプが楽にこなせるようになっていたし、食事も3食までとはいかずとも一般的な量が摂れていたと思う。

体重はともかく、目に見えて結果が出たのは私史上初めてだった。こうなったらもう止まらない。猪突猛進ガールの私はさらなる健康を追い求め、新たな旅を始めるのだった・・・




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