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ぎっくり腰になりやすい人の予防策

「朝起きたらギックリ腰になってた」「朝の出際にギックリ腰になった」など1日の予定が全て狂いそうな不測の事態に絶望感を感じたことがある人は少なくないかもしれません。

「なんとか早い段階で少しでも緩和させる方法はありませんか?」というご質問をこれまで多くいただいてきたので、今日はそんな時の対処法をご紹介します。

実際のギックリ腰はそれぞれの状況があるので、普段からの予防でこれをやっておいて、
いざとなったときにも今回の「考え方」を基本に対処法を考えてみてもらえたらと思います。

ただし、今回は朝ギックリ腰に「なってしまった」ときの対処をイメージしてご紹介します。

※少しでも状況が良くなればと運動での対処法のアイデアを示していますが、効果を保証するものではありませんし、トラブルの責任は負いかねます。ご了承ください。

ギックリ腰から回復するためにやるべきこと

まず何をすべきかというと、
早い段階で下腹を伸ばせるようにします。

ギックリ腰のときの多くは、腰が丸まった状態から動けないというパターンです。

これは見方を変えると下腹が縮まっているという状況です。

ギックリ腰は下腹が縮まって腰が丸くなりがち


なので、早い段階で下腹を伸ばせるように働きかけて、本来の骨盤の傾きを取り戻します。

下腹を下に向けて背骨のS字を取り戻す

⬆️このストレッチができるようになれば最高なんですが、
ギックリ腰の最中にはできないと思うので、「下腹を伸ばす」ためにできるものから始めましょう。

例えば、
「アキレス腱のストレッチ」として知られるこのエクササイズも下腹を伸ばすのに活用できます。

⬆️この場合、後ろ足となる左のもも付け根から下腹が伸ばせます。

⬆️腰に無理がなくなって来たころに、背中のアーチを深めて、頭を高く保ち、より下腹が伸びるポジションにしていきます。

そして、いよいよできるようになるなら、
先ほどのストレッチで下腹を剥がすように伸ばします。
下腹のストレッチの手順を確認しておきましょう。

下腹のストレッチ

①で恥骨や腰骨を床に押し当てて、
②で腹筋から胸元、頭のてっぺんまでを反り起こす

そして体を揺すると、恥骨から頭までの全ての癒着を解除することができます。

このストレッチの後、立ち上がってみると、下腹が伸びて、やや出っ尻と反り腰の姿勢になるはずです。

筋肉を伸ばさずに「腱」を剥がす

ここでの大きなポイントは、
の「恥骨や腰骨を床に押し当てる」の部分です。

ここには腹筋群と骨をつなぐ「腱」があります。
いわゆる「腹筋の付け根」です。

その付け根を床に押し当てることで、明確に筋肉の付け根から下腹と頭までを伸ばすことができます。

「筋肉」を意識せず、「腱」と「骨」を支点にしてストレッチしていることが重要ポイントです。

「筋肉」は、
意識すると収縮しはじめて緊張状態になります。
ストレッチのときに筋肉を意識してしまうと、伸びない状態になっているものを伸ばそうとしているという状況で、ストレッチが不快になります。

これに対して「腱」や「骨」は、
そもそも力むことが難しいため、また筋肉を邪魔しないために、リラックスを保ちながらストレッチすることができます。
だから、ストレッチは快適になります。

これまでストレッチなどしてきたにも関わらずギックリ腰になってしまった、なりやすいという人は、ストレッチで筋肉への意識が強すぎることが原因かもしれません。

「腱」を支点にした正しいストレッチで、ギックリ腰から早期回復したり、予防につなげていきましょう。


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