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名作を観た。

話の流れをよく見ればツッコミどころが沢山あるんだけど、アニメ映画を観るのにそんな野暮なことを言うもんじゃない。それよりも、表現したかったものは何なのかを追求することや、気づきや学びをしっかり言語化する機会にする方が重要だとぼくは考えています。

来たるオートメーション化時代に対する警鐘を鳴らすアンチテーゼ的作品であると捉えれば、2020年現在、シンギュラリティ以前の時代を生きているぼくたちにも通じるメッセージがあるようにも感じる。

以前、森美術館で開催されていた「未来と芸術展」でも同様に、AIやロボット、各種テクノロジーが進んでいった先の生命倫理を問いかける作品が多く並んでいて、ハッとさせられるものがあったんだけど、それに近い感覚になったかもしれない。

人が人である理由を深く考えさせられる点で言えば、メッセージ性の強い、温かい作品だなと感じた。そんな意図があったのかは知らないけど。

あるいは、旅の良さ。壮大な宇宙旅行を通じて起きた人との出会いを通して、主人公の考え方は大きく転換していくわけです。いまは新型コロナの影響で旅にも出にくいし、出会いも経験も積みにくい時代になっているけど、考え方が変わるほどの転換点を発生させることは、このSTAYHOMEの時代においても可能だとぼくは思っている。

先人が残した作品、カルチャー、その全てからぼくたちは「未知」や「パターン」に触れることができるし、それが人生を豊かにする「選択肢」「哲学」へと昇華されていくのだと思うのです。

だから、映画を観よう。

多くの人の個性や表現が埋もれてしまわないように、クリエイターとして、価値を掘り出し、届ける活動を行ってまいります。ブランドづくりに軸足を置いていますが、メディアでの発信や書籍展開など、活動の場の創出ができるようにも努めてまいりますので、どうぞご支援のほどよろしくお願いいたします。