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中国製ドローンの排除から考える自作系ドローンの未来/GoPro HERO9/MotoGP Bike vs FPV drone/おすすめの映像撮影の入門実機/コンクリでプロペラ締め付け/ドローンを壊しづらくするTIPS/横田 淳『週刊ドローンリアルビュー』 Vol.21

今週は再び長野の白馬へ。

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山の上のパン屋さんが最高に美味しかったぁ〜
それにしても先週の温かい沖縄とは20度以上の寒暖差である長野の山の上は
もうずいぶんと寒く今年もmont-bellのウルトラライトダウンが大活躍です。

今週は撮影が重なって移動が多かったのですが、自作ドローンのように撮影における機材や予備パーツ、周辺機器が細かする&多すぎるとどうパッキングするか、どうポータブルにするかがとても重要になってきます。機材選びで何を持っていくか、何をおいていくかの取捨選択が想像以上にいつも時間がかかるなと思っています。

FPVドローンの撮影には主に、

A.完全屋内型(Ex.店舗、スタジオなど)
B.屋内+屋外連動型(Ex.ホテル、企業施設など)
C.完全屋外型(Ex.山川海、スポーツなど)

などに別れますが、AからCにかけて必要な機材が増えていきます。椅子や机、防寒着などの環境面だけでなく、距離を最大化するために三脚と外部受信機を用意したりなど。今回の撮影現場のように規模によっては、ドローン予備はもちろんのこと、プロポとゴーグルも予備として2台以上もっていくこともあります。【用途別撮影時の持ち物一覧】の解説など需要ありますかね?リクエストあったらコメントください。

○今週のとんかつ〜元禄(山中湖)〜

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https://tabelog.com/yamanashi/A1903/A190301/19000149/

富士吉田インターからすぐ、駅だと富士山駅近くにある絶品とんかつがこちらの元禄。古くから営まれているとんかつ屋で、増築を重ねたお店自体が広々と、そして歴史ある感じもとても良きです。ここのロースもヒレもどちらも美味しいのですがロースがおすすめ。脂も美味しいけどしつこくなく、お肉の量、サイズが絶妙、衣も柔らかくお肉を楽しめます。最近は最高に良い豚肉の仕入れが難しくなっているといっており、僕がいただいたとんかつを遥かに凌駕するものを提供できるとご主人がおっしゃっていました。山中湖通った際はおすすめです。お昼時は混み合うし、お休みになる可能性もあるので、事前にお電話すると良いかも。

それでは今週のメルマガです。


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                         2020/10/07
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横田 淳『週刊ドローンリアルビュー』 Vol.22


毎週水曜日発行
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今週の目次─────────────────────────────

1.今週のトピック
2.横田のドローンガジェットレビュー
3.世界のおすすめ動画解説
4.連載:ドローンのつくり方講座
5.Q&A(何でも質問回答)

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1.今週のトピック

日本中・世界中でドローンを持ってコンテンツ企画、イベント運営、撮影している著者が毎週違ったトピックで旬な話題を提供します。

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『中国製ドローンの排除から考える自作系ドローンの未来』

スマフォの出荷台数世界一であるHUAWEIが米国により半導体輸出の規制を受けることは世界的なニュースとなりましたが、ドローンについても同様の規制が検討されており、米国は周辺各国にも協調を求めるなど日本も例外ではありません。現状は中国製ドローンの排除などは見送りとなったものの、DJI製ドローンが政府の一部業務で使用されていない現状はすでに存在しているということです。

■海保、中国製ドローン「排除」へ 情報保全に懸念
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53065450W9A201C1MM8000/

こうした中で国産ドローンを推進する流れが出てくることが考えられますが、産業利用される国産ドローンは価格的にも性能的にも優れているとは言い難く、僕の周辺で活躍する産業パイロットのほとんどがDJI製品を活用しています。(まともに国産ドローンを実運用でバリバリ使っているのをきいたことが有りません)世界シェア7割を越えるドローンを作るDJI製品の優位性や実用性の高さはそう簡単にリプレイス出来るものではないのです。

これは日本だけに限った話ではなく、早々に中国製ドローンの軍事利用を禁止していた米国でも同様の課題を抱えています。当初対抗馬と見られていたクリス・アンダーソン氏率いる3DRも消費者向けのドローン事業を早々に撤退させたり、最近台頭してきているSkydioなども安くとも製品スペックを見るとどうしてもDJI製品に見劣りしてしまいます。

そんな中、日本国内では免許制の話に加え、さらなる規制強化の話が出てきています。

■ドローン、2022年までに登録制へ。将来は免許資格か?
https://www.drone.jp/news/20200618110514.html

■軽量ドローンも飛行規制の対象に 国交省、安全対策を強化
https://news.yahoo.co.jp/articles/1bd1d19fcbebb54dc246100427a70f1ef3b471f6

免許制度については人口密集地域の目視外飛行における話で、産業利用における法整備をすすめる狙いが強いため、必ずしもネガティブな流れではないと思いますが、200g未満のドローン(主にMavic Miniなどを想定)に対するさらなる規制強化は関係者の情報だと今年度末に決定される見込みとのことです。

200g未満ドローンの規制についての基準は現在調整中とのことですが、国内メーカーも手を出しつつあるトイドローンをも含むすべてのドローンが対象になるとは思えませんので、50gや100gといったしきい値が新たに設定されるのか、屋外を飛行するドローンは原則禁止となるのか。どちらになってもおかしくはないと思います。

さて、ここまでは主に”完成品”のドローンの話が中心であり、ドローンのパーツやパーツを元に自作したドローンはどうなのでしょうか?

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