見出し画像

40代男性、いくつかの依存先があって助けられた話

7月終わりくらいからパタリと元気がなくなった。


やる気がしない
イライラする
夜中に起きる
笑えない
ただ1人になりたい

もともとそんなタイプではあるのだけど

輪をかけて
リアルで人に会う気がしないし
ZOOMでさえも人に目を合わせるのがしんどかった。

もう45歳だし更年期だなと思い、

男性更年期外来のある泌尿器科へ。
男性更年期障害(加齢性腺機能低下症、LOH症候群)の血液検査を行ったが

診断は出なかった。

(診断基準では遊離型テストステロンが8.5pg/ml未満なら男性ホルモンが明らかに低いとされ、さらに8.5pg/ml以上から11.8pg/ml未満を男性ホルモンが低下傾向にある(ボーダーライン)と判断することを推奨。(すぎやま泌尿器科クリニック資料参照))

つまり、症状があっても
テストステロン値が基準範囲内だと
男性更年期障害とは診断されない。

診断が出ない「もやり」と
まぁしょうがないかという思いと
混ざっていた。

今は10月、
この数カ月の中で少しずつ回復していった。

いい循環になっていった3つのこと

個人的な関わりはいろいろあるが、
今回は3つの依存先があって助けられた。

・鍼灸師が傾聴を学ぶ、オンラインサロン
「ここちめいど」(米倉まな先生主宰)で
人の話を聴き、自分の話をする機会が与えられた。

患者さんのためにと思っての学びだったが、
対話の中で自分を包んでいた靄(もや)が
徐々に晴れていくのを感じた。

もちろん重い気分の日はあるのだけど
そんな自分を受け止められる日が多くなった。

そして気づいたら
仲間の相談事にもコメントしている自分。
自分ばかりに意識が向いていたのが
誰かの心配をできるようになっていた。
誰かを応援する気持ちが自分の心を変えていった。

一時は「これが普通じゃないのか!」と
家族にも周りにもイライラばかりしていたのが

「自分は普通だと思っていたけど
 普通なんてない。」

「価値観はみんな違う」

ここちめいどで学び
苦手な開示をする中で
言葉によって自分の心の固さが癒やされていった。


・ある時には
学生時代の同級生LINEグループに自分が不調であることを告白。
何人もの人が個別にメッセージをくれた。
ある友だちからは
「何が病気か病気でないかは分からんこともあると思うよ」
今読むとよく分からんメッセージだけど、
こんな言葉にもホッとさせられた。

「俺はこんな不調があるけどなんとかやってる。」
自分の不調を打ち明けてくれるヤツもいた。

始めは恥ずかしいと思ったが、
静かだったLINEグループのコメントが飛び交い
弱さを出して良かったと思った。


・鍼灸師である自分が鍼灸を受けに行った。
(9月、10月に岡野浩人先生から)

本当に気分が落ちている時は
受けようという思いまで届かなかったが、
少しずつ浮上して
いざ受けてみると
その場から呼吸が深くなり
胃が動くのを感じて楽になった。

楽になるとはこういうことなのか。

鍼灸師である自分が
鍼灸の本来持つやさしさを失っていた。

1回目の施術中になぜか笑ってしまい、
2回目はごく自然に笑みが溢れた。

やさしさが回復すると笑うんだ。

シンプルな気づきだった。

性別問わず
40代に100%はないのかもしれない。

それでも
スマホがそこそこ充電されてれば何とかなるように

減りの早い自分や
たまに作動しない自分をも愛しながら

1つできたこと、
できなくてもトライして
何かを感じられたことに
⭕️をしていこう。

今日は久々のアウトプットできた自分にマル
読んでくださった方に感謝

ヨコスカのカツ

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?