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フレイムフェイス 異界迷宮攻略班

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異次元を映し出す『海』に囲まれた国家、輪海国エルガディア。 水平線無きこの世界が、一体何を礎として成り立ったのか。 知る者は、知ろうとする者は、覚えている者さえも、あまりに少ない…
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2022年4月の記事一覧

フレイムフェイス 第四話

フレイムフェイス 第四話

再会のネイビーブルー (4) 探索。接敵。
 咆哮。交戦。
 撃退。探索再開。

 それらを三度繰り返した後、カドシュは首を傾げた。

「妙だな」
「どうしたのカドシュ、ちゃん」

 尋ねるアンバー。奥歯に何か挟まったような口ぶりだが、カドシュは気にも留めない。

「敵戦力が小出しに過ぎる、と思ってな」
「確かに。この先で盛大な歓迎準備をしてるとは思うんですけどねえ」

言いつつ、フレイムフェイス

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フレイムフェイス  第三話

フレイムフェイス 第三話

再会のネイビーブルー (3)「いずれお話ししますよ。まずは現状の解決に努めましょう」
「え? 何ですかいきなり」
「ああ、いえね。アンバーさんにちょっと聞かれたもので」
「……ああ」

 察するカドシュと、扉を開けるフレイムフェイス。迷いなく現場へ踏み込んでいく二人。
 二人の背を眺める者達は多い。一般隊員達、所轄の警官達、そしてバリケード向こうの野次馬達。

 その野次馬達の中で、特に注意深い視

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フレイムフェイス 第二話

再会のネイビーブルー (2)
 特殊装備。
 それがフレイムフェイスの正体であり、エルガディア防衛隊内に於ける立ち位置だ。

 確かに彼には、フレイムフェイスには自我がある。約二十年前のあの日から、良く知っている。
 しかし。

 存在が。
 肉体が。
 彼には、無いのだ。

 故に、彼には古来より特殊な協力者が常に宛がわれて来た。
 仮面を被り、フレイムフェイスを装着変身する者。
 その名を装着

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