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東北のお祭り#やっぱり夏がスキ

はじめましての方も、いつもお立ち寄りいただいている方も、ようこそお越し下さいました。フードコーディネーターのNYです。地場産品のマーケッターを目指して日々奮闘中です!

7月も後半戦、いよいよ夏本番ですね。

夏は明るい太陽のせいか、楽しい思い出しかないような気がします。今回はそんな夏にピッタリなよづきさんの企画に参加してみたいと思います。

夏の楽しい思い出と言えば「お祭り」

北東北は毎年8月1日~7日頃に大きなお祭りが行われます。

岩手県「盛岡さんさ踊り」

北東北のお祭りの先陣を切って始まる盛岡さんさ踊りは県庁前の大通りを太鼓と踊りで彩るお祭りで、1日2000人以上の太鼓の打ち手が参加し「世界一の太鼓パレード」としてギネス世界認定されたこともあります。響き渡る太鼓の音が圧巻。

独特な踊りと「さっこらちょいわやっせ」という掛け声が印象的です。

さっこら=幸呼来=幸せを呼べばやって来る

という意味のようです。ちょいわやっせは残念ながらよく分かりません汗

そんな盛岡さんさ踊りの歴史をご紹介します。

藩政時代より踊り受け継がれてきた"さんさ踊り"の起源は、三ツ石伝説に由来しています。

その昔、南部盛岡城下に羅刹(らせつ)という鬼が現れ、悪さをして暴れておりました。困り果てた里人たちは、三ツ石神社の神様に悪鬼の退治を祈願しました。

その願いを聞き入れた神様は悪鬼をとらえ、二度と悪さをしないよう誓いの証として、境内の大きな三ツ石に鬼の手形を押させました。(岩に手形…これが"岩手"の名の由来だとも言われています。)

鬼の退散を喜んだ里人たちが、三ツ石のまわりを「さんささんさ」と踊ったのが"さんさ踊り"の始まりだと言われています。

盛岡さんさ踊り公式HPより

鬼の伝説がある岩手の地名の由来にも関係があるお祭りです。きっと「さんさ」にも言われがあると思うので、いつか調べてみます。

青森県「青森ねぶた祭」

続いては全国的にも有名な青森ねぶた祭。立体的で巨大な灯籠で装飾された山車が練り歩き、大きさに圧倒されます。

そして、ハネト(跳人)と呼ばれる方々が「ラッセラーラッセラー」と声を上げながら、ねぶたの後を飛び跳ねて行きます。

思わず、観客も参加してしまうほど、ハネトの方々は楽しそうにお祭りを盛り上げます。(今は観客の飛び入り参加は出来ないようです)

青森ねぶた祭は、七夕祭りの灯籠(とうろう)流しの変形であろうといわれていますが、その起源(きげん)は定かではありません。

奈良時代(710年~794年)に中国から渡来した「七夕祭」と、古来から津軽にあった習俗(しゅうぞく)と精霊(せいれい)送り、人形、虫送りなどの行事が一体化して、紙と竹、ローソクが普及されると灯籠となり、それが変化して人形、扇(おうぎ)ねぶたになったと考えられています。

〜中略〜

「ねぶた(ねぷた・ねふた)」という名称は、東北地方を始め、信越地方「ネンブリ流し」、関東地方「ネブチ流し・ネボケ流し・ネムッタ流し」等の民族語彙分布(みんぞくごいぶんぷ)と方言学から「ねむりながし」の眠りが「ねぶた」に転訛(てんか)したものと考えられています。

青森県HPより

起源が定かではないくらい歴史あるお祭り。

名前の由来は
「眠たい」→「ねぶたい」→「ねぶた」
っていう感じでしょうか?

東北は訛りからの名前の由来が多いような…笑

秋田県「秋田竿燈(かんとう)まつり」

最後にご紹介するのが、竿燈まつりです。

竹竿に吊るされた無数の提灯を掌や肩、オデコや腰で担ぐお祭り。

大きい竿燈は長さ12m重さ50kgくらいあるそうです。それを持ち上げる技も凄い。

竿燈の高さと数が壮大で、勇壮な太鼓と心地よい笛の音が奏でる「竿燈囃子」の中で、揺らめく竿燈が幻想的に感じます。

竿燈まつりは、真夏の病魔や邪気を払う、ねぶり流し行事として宝暦年間にはその原型となるものが出来ていたという。

〜中略〜

元々、藩政以前から秋田市周辺に伝えられているねぶり流しは、笹竹や合歓木に願い事を書いた短冊を飾り町を練り歩き、最後に川に流すものであった。それが、宝暦年間の蝋燭の普及、お盆に門前に掲げた高灯籠などが組み合わされて独自の行事に発展したものと言われている。

秋田竿燈まつり公式サイトより

竿燈まつりは200年以上の歴史があると言われており、きっと昔からお祭りの風景が変わっていないんだろうなと思わせるほど、趣のある雰囲気です。

☆☆☆☆☆☆

今回は企画に参加させていただき、お祭りについて書いてみました。懐かしい景色を思い出しながら、お祭りは皆が笑顔になる素晴らしい日本の文化だと改めて感じさせてもらいました。

「やっぱり夏がスキ」
素敵な企画ありがとうございます!

それでは、また次の記事でお会いしましょう!




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