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コントロールできるものとできないもの

小さな会社の人事部長。元人事コンサルが事業会社の人事部長となりました。これまで大企業、スタートアップ、フリーランス、中小企業とあらゆる立場でもがきながら生きてきた女です。3人の子育てしながら、良い生き方、良い働き方、人生の楽しみ方を模索している実体験を綴ります。*スペック*40代、子供→関西、九州最難関中学に合格した中学生長女、サッカー少年(小5男)、のんびり末っ子(小1)、3人の子育て中。夫は自営業。

人の仕事ぶりは冷静に見ていられるから気づきが多い

チームメンバーの仕事ぶりを見ていて、気になることがあり、その気になることを分解してみた。
それは思考の癖。
なんというか、非常に感情に揺さぶられがちな人。
うまくいかないことがあったら、イライラしているし、失敗したら泣きそうになる。
基本的には人当たりが良く、いい人ゾーンにいる人なのですが、周りに影響をしない程度に喜怒哀楽が激しい。
ちなみにアラフォー。

イライラしていたりする時に、今イライラしているのは、何に対して?とまず言語化してもらう。
そして、それって、コントロールできるもの?できないもの?と分解してもらう。
こうして課題の分離というセオリーを伝えてみます。

私がそうアプローチした時は、「たしかにそうですよね!!」
と同意しますが、やはり概念を知っていることと、その概念を生きることには大きな、大きな、お〜きな差があります。

で、毎回課題の分離ができずにイライラに舞い戻っています・・・

その都度、上記やり取りを繰り返す・・・w


課題の分離ができるだけでは足りない


コントロールできることと、できないこと、課題の分離ができたとて、そこで終わってたら成長しないな、とも思うわけです。
コントロールできないものは私の課題ではない。本来、課題の分離はコントロールできるものに集中するための考え方のはずですが、課題の分離をして、わたしはわたしのままで・・・という思考になってる人は多い気がします。そのメンバーもそんな感じ。
それではそこから成長できない、成長機会を失うことになるよな〜と思うわけです。

人は自分の立場からでしか事象を捉えることができない。
あれは、あの人の課題だから知らない!とまず捉えることで自分は楽になる(イライラしないで済む)と思うのですが、その状態を変えていくためにはその先の方が大事。
自分のものの見方、あり方を変えなければ、その状況は変わらないのですね。
いわゆるインサイドアウトという考え方。
自分視点だけで物事を捉えるのではなく、俯瞰して相手の状況、状態をよく観察する。そうすると、自分の視点も変わってくるはずです。

そこが抜けてるから、自分の視点だけでモノを見続けて相手との関係性が変わらない。仕事の仕方も変わらない。結果、うまくいかない状態が続いている・・・・そして自分が一番困る。

ベクトルは常に自分に向け、自分として改善できることがないかをメタ視点で観察したい・・・
この考え方と視点が持てるようになるとすごく人生楽なんですけどね。
私もまだまだですが、彼女を見ていると改めてこの考え方を自分の中にインストールすることの大切さを思い知ったわけです。

では、どうやってこの視点を手に入れることができるのか?
やはり、修羅場を潜り抜けてきた数なのか?
今まで与えられ、真摯に向き合ってきた結果そういう視点が身についたのか。
誰かに頼まれたこと、言われたことをサポートとしてやり続けているだけではなかなかこの視点はもつことができないのかもしれない・・・

覚悟をもって真摯に向き合うこと。誰かのせいにするのではなく。
これに尽きるのかな〜・・・


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