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2021年の編集仕事(『VOCE web 』メンズ美容)

とにかく、メンズ美容がおもしろい。「商品がたくさん発売された」ということではなく、これから土壌をどう耕していくかごと考えられるところがおもしろい。2021年、いちばん考えこんだテーマだったかもしれない。

りんたろー。美容道

こちらは2020年夏から引き続き。「“メンズ美容“がただの“美容“と呼ばれるように」が、連載当初の私たちが掲げた目標だった。どんどんスピードが上がっていくりんたろーさんなので、気がづけば、連載の核はヘルスケアへと移行しつつある。どんどん本質に向かっていっていく感じ。けれど、レジャーとしての美容も引き続き朗らかに楽しむりんたろー。さんは、いつでも眩しい。


ニューヨークの「男前計画」

飛ぶ鳥を落とす勢いで、今年大忙しだったニューヨーク。先日放映され話題となった『水曜日のダウンタウン』のホントドッキリ番組『すてきな帯ライフ』同様、企画に真摯に向き合う姿勢はあのままだった。どんなに画面の中で毒づこうが、投げやりな態度を見せようが、根の優しさ、気遣い、真面目さ、賢さを視聴者は汲み取る。だからここまでの人気となったのだなぁ、としみじみ。「時間がとれないから、取材でどんどんいろいろなことを試したい」とのお言葉に引き続き甘えたいと思う。

それにしても、ニューヨークの記事の1本目の反響はすごかった。すぐに、配信の冠番組でも取り上げていただいた。

『ラヴィット』でも取り上げていただいた。放映日の2日前夜に「VOCEさん、出動できますか?」の勢いにおされ、早朝にTBS入りしたのも良い思い出。


レインボー池田「キレイのお裾分け」

若い世代の方が、美容に興味のない仲間(主に上の世代)に美容を広めていく。そんなテーマで連載を始めたいな、と。昔と比べてゆるくなったとは聞いていたものの「この切り口も上下関係の厳しいとされている芸人さんで実現したいな」と考え、真っ先に思い浮かべた池田さんにオファー。意図を汲んでいただき、まず、およそ美容のイメージのない先輩(コロチキのナダルさんと空気階段のもぐらさん)に突撃いただいた。「男性は、美容スウィッチが入るキッカケがないんだなぁ」と原稿をいただく度に思う。何より池田さんのやりとりのスマートさには、いつも頭が下がる思い。


きつね大津の「美容遍歴」

美容に関わる方にこれまでたくさんインタビューをしていきたが、こんなに論理的で美意識が確立している方は珍しいな、と思った大津さん。物腰は柔らかく、「美容の取材、楽しいなぁ」と幾度となく言っていただいた通り、取材自体はとても和やかに。考え方がスーパーロジカルなので、「美肌になりたい」と願いつつも躊躇している男性たちを頭で納得させながらナビゲートできる力量の方だな、と。私が信頼しているメンズ美容のライターさん(男性)も、深く大津さんの考え方に共感していたのが印象的だった。

年明けには、また、新たな芸人さんで、新たなテーマをシリーズ化していきます。とにもかくにも来年は、男性にきちんと響くコンテンツづくりをよりいっそう意識していきたい。

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今年書いたメンズ美容関連のnote


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