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ジェンダーレスとか、エイジレスとか、メンズメイクとか

ジェンダーレス=性別にとらわれない
エイジレス=年齢にとらわれない

そう訳されることが多いが、形容詞接尾語のlessを本来の意味通りに訳すならば、「〜がない」となる。つまりは、「ジェンダーはない」「エイジはない」となる。

そう考えるなら、ジェンダーレス、エイジレスという言葉には少しばかり違和感を感じてしまう。ジェンダーもエイジも、間違いなくそこに存在する事実なのだからして。

そんなことをグルグルと考えてしまうようになった。

EXITりんたろー。さんの連載を始めるにあたり、以下のことを事務所が運営する『ラフ&ピース』に語った。

『VOCE』は美容誌ではありますが、女性誌ではありません。ですが、正直なところ、今はギャップがあります。そこで、りんたろー。さんとなら、徐々に浸透しつつある“メンズ美容”という世界観の歩を進め、“メンズ”という冠が必要なくなる、ジェンダーレスな世界観をつくれるのではないかと考えました

先週、遂にメイクテーマを走らせることができた。この連載が目指すのは、誰もが平等に美容を楽しめるという世界観を提示することである。りんたろー。さんとご一緒すればそれが叶うと確信しており、美容行為の中でも男性からおそらくいちばん縁遠いであろうメイクテーマに着手できたことは感慨深い。

メイク編のvol.1では、改めてその思いを語っていただいた。

日本で男がメイクやスキンケアとか美容のケアを熱心にしているというと、『男なのに?』と言われることも多くって。もちろん、僕は芸人なので、そのリアクションによって自分がおいしくなっていると感じることもあるんだけれど。女性がキレイになりたいって思うように、男性がメイクでオシャレ感を盛ったり、かっこよく見せたいって人がいても当然だと思うんです。女性がメイクを楽しむように、男性も当たり前に楽しめるようになればいいな、って。世間の反応を気にして手を出せていない方も多いと思うから、僕がメイクすることで、そういう空気感をぶっこわせるんじゃないのかな、って

ジェンダーレス、エイジレス

今、それらの言葉がもてはやされているのは、社会がジェンダーやエイジに縛られている証拠ともいえる。

キレイになる権利って誰にでも平等なわけで。美を磨く手段としてのメイクを、自分は男だからという理由だけでスルーしちゃうのもったいなくない? そこは、男とか女とか、年齢とかで、自分に制限かけるジャンルじゃないでしょっ、て

美容は誰しもが平等に楽しむ権利がある(もちろん、義務ではない)。

「生活を楽しくするための選択肢を提示していきたい」と、ことあるごとに口にするりんたろー。さんと一緒に。誰もが自分を手軽にチアアップできる美容という手段を、性別&年齢不問で楽しんでいただくために。

このメイクテーマの取り組みから、りんたろー。さん個人のYouTubeチャンネルともコラボさせてていただいている。人気ヘアメイクアップ アーティストのジョージさんとの掛け合いも楽しく、メイク初心者の方が気負いなくトライしたくなるような美容動画になっているかと思う。

初回はメイク前にオススメのスキンケア&マッサージを。次回は、メイクへの心的ハードルを低くするため、“バレずにキレイ”なベースメイク&眉を。そして、カラーメイク編へと続く。

できれば、お近くにいる“美容に最も興味がなさそう”な方に、ご紹介いただければ嬉しいかぎりです。


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