見出し画像

コスメの適正価格について

低気圧になると頭痛がする気象病の気がある。湿度が高くなってくると、体の中も湿気てくる気がして、なんとなく体が重くなる。

髪が太く、多く、硬い。そんな私の髪。多湿シーズンには、そこに「膨らむ」がプラスされる(髪が長かったら、きっと「うねる」が加わる)。ゴワゴワに膨らむ扱いづらい髪は、なかなかに気分をナーバスにさせてくれる。

というわけで、梅雨から残暑の頃くらい(1年の1/3以上!)まで、絶好調の日が少なくなる。

美容情報を毎日のように扱う仕事をしているが、自分に対しての美容行為は無頓着だったりする。美容行為で気分が上がる日はせっせとスキンケアに励んだりするけれど、基本的には面倒くさがり。スキンケアもヘアケアもできるだけミニマムがいい、と思っていて、必要最小限のケアしかしていない。

そんな私ではあるが、実は欠かさないが頭皮ケア。「顔」に対しては面倒くさがりだが、「頭皮」にはマメな方だ、とも思う。

というのも、前述した、私の膨らむ髪と気象病に効果を発揮してくれるから。頭皮にも使える精油入りヘアオイルを使えば、頭皮マッサージができるので頭皮がシャッキリする。なんだかモンヤリとした頭の中が少しだけクリアになる気もするし、眼精疲労も和らぐし、顔のリフトアップにも効果がある(どちらかのマッサージを選べと言われるなら、顔よりも私は頭も選ぶ)。そして、何より扱いづらい傍若無人な髪がしっとりとまとまりやすくなる。私にとってはいいことしかない。

最近のお気に入りはITRIMのヘアトリートメントオイル。値段ははる。こんな値段のものを頭に使うなんて! そう思われるのもごもっとも。

けれど、吸収率は皮膚の薄さで異なり、通常の皮膚を1とすると、頭皮は3.5倍。顔の皮膚の数倍も頭皮は経皮吸収がおこなわれやすい。ゆえに、顔に使うもの以上に質の良い物を選びたい、と私は考えている。このITRIMは、どのアイテムも信じられないくらいの高品質で希少な原材料を使っているのが特徴的なブランドだ。偏頭痛(これは科学的ではなく気分的なものです)やヘアスタイリングの憂鬱から安全に解放してくれるので、私にとっては適性価格。手間もコストも一点に集中させるセルフメンテナンスも面倒くさがりな私には合っている。

美容担当歴20年以上の私がいうのも何だが、美容行為に万能はない。誰かにとってのベストが自分にとってベストになるわけではない。自分の性格なども鑑み、自分が納得するアイテムやケアは、やっぱり自分にしか探し出せない。自分に本当に必要なものは自分にしかわからないし、自分を納得させるのも自分にしかできない。

情報は溢れている。日夜、美容情報を発信している身だが、一方でそれに惑わされないようにもしていただきたく、このこともセットで伝えて行きたいな、と思う。

=================


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?