クアラルンプールは最近とても賑やかになって来ました(現地の状況&筆者の近況)

こんにちは。
Matahari @ マレーシアです。

しばらく更新が止まっているにも関わらず、じわじわとフォロワーさんが増え続けています。ありがとうございます。

9月に入って「コロナ前」のような感じの毎日外出する日々が戻って来たように感じます。今日はそんなわたしの近況について少し書きますね。

マスク着用義務が撤廃になったマレーシア 

室内でも公共交通機関と医療機関を除く全ての場所でマスク着用は「任意」となりました。それでも食料品店などに足を運ぶと9割の人はまだマスクをしています。それについて地元の人に聞いたら「万が一コロナにかかった不利益を考えるとマスクしておいた方が安全」という考え方なのだそうです。だからといってマスクをしていない人にとやかく言うこともないマレーシア人の緩さもあって、問題はおきていない様子。今日も平和に過ぎていきます。

最近の日系関連のイベントの動向(イベント関連のフリーランサーからの視点)

オンライン化がどんどん進み、AIの進化もあって、わたしが「コロナ前」にやっていたようなお仕事(イベント関連や通訳や翻訳)の機会は、随分減りました。これまでの様々なお仕事は簡素化され、人間がその場にいなくても出来てしまうことが増えて行っている実感があります。

でも、わたしたち人間は、直接顔を合わせ同じ場所に居合わせた時にのみ感じる感情の高ぶりや、肩を合わせて写真を撮る時の楽しさや、一緒に味わったお食事の味や、その時に流れていた音楽や、握手やハグをした時の温度感を覚えているものです。

そういう場に呼ばれて新しい歴史の1ページを彩ることができるのが、イベントの司会や通訳の仕事の醍醐味だという風に思っているし、これはAIやロボットが代替出来ないお仕事ではないかなぁ、と思っています。

3年ぶりに開催されたクアラルンプール日本人墓地慰霊祭に伺いました

少し前の記事で書きましたが、クアラルンプール日本人会も3年ぶりに日本人墓地の慰霊祭を開催されました。御堂いっぱいに集まった人々が(全員マスク着用でしたが)焼香をし、墓石に花を手向けることが出来ました。時が止まったままのように見えた日本人墓地にまた人々が訪れることができるようになり、皆さん喜んでおられるように感じました。

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結婚式のバイリンガル司会に初挑戦させていただきました

そして有難いことに、この数ヶ月はイベントや現地視察の仕事の声が少しずつかかるようになって来ています。

2020年初頭から、長いこと冬眠状態だった私(しかもこの期間に確実に3歳年を取っている)は、クライアント様のご期待に応えられるお仕事をするための準備期間が必要で、当日を迎えるまで心が休まることはありません。でも実際にイベントが終わると、その度に現地で感じる躍動感と幸福感に満たされ、また頑張ろうと思えるのです。

先日は、「英語・中国語・日本語による結婚式のW司会」というお仕事に初挑戦させていただきました。

ご依頼をいただいた当初から、バイリンガル司会のキャリアは5年あるものの結婚式の司会の経験は無いということをお伝えした上で、中国語ができる司会のパートナーのリクルートも含めお任せいただきました。

一度も通ったことのない道を進むのは心細いものです。自分の判断が正しいのかどうかも蓋を開けてみないと分からないですし、未知の世界に手探りで飛び込む時ほど、怖さを感じる一方で、そこを通り抜けた時の喜びはひとしおなのだ、ということも今回経験させていただきました。

手探りで怖いと感じる時こそ、このお仕事の目的は何なのだ、と自分に問いかけ、着地点を明確に頭の中でイメージしておくことが大事なのだ、と痛感しました。

一番嬉しかったのは、新郎のお父様(中国系マレーシア人)が、結婚式終了後に私の姿を見て駆け寄って私に握手を求めてくださり、こんな言葉をかけてくださいました。

「今日は本当にありがとう。わたしにはあと三人息子がいますので、彼らが結婚するときはまたあなたに司会をお願いします。」

弟さんたちが日本人の奥さんを見つけるのかどうかはさておき(笑)そのお気持ちが嬉しかったのと、何日も続いた緊張がほどけて、思わず泣いてしまいました。

新郎新婦の人柄も素晴らしく、ご家族ご親族ご友人たちの笑顔が印象的でした。初めてW司会を担当させていただき、紆余曲折を経て最終的にパートナーとしてご一緒させてもらったマレーシア人の司会のダニエルさん(中・英・マレー語が堪能で日本文化に精通)から学ぶことも多かったです。

本番当日は、ステージ上でとても楽しかったよ!ありがとうダニエル。

マレーシアの某大臣の表敬訪問の通訳にアサインいただきました

さらに今月は、マレーシアの某大臣の表敬訪問の通訳にアサインいただきました。しかも、驚いたことに、この方は2019年にある日本の地方自治体の表敬訪問に同行し通訳させていただいたご縁で一度お会いしたことのある方なのです。

通訳というのは黒子ですから、通常スポットライトは当たらない仕事です。ただこの大臣は、柱の陰でひっそりスタンバイしている通訳のわたしをメディアのカメラの前でわざわざ呼び、「あなたがいなければ、わたしたちはこうして交流することも出来なかったのですから、あなたにも是非これを受け取って欲しい。」とマレーシア政府から日本からの代表団に送られる贈り物をプレゼントしてくださいました。(その時に頂戴した本革製の立派なスケジュール帳は、わたしの息子に譲りました)。

あれから3年。またこうしてお会い出来るというのはご縁を感じます。 

12年間のマレーシア暮らしの恩返しがしたい

マレーシアに住んで12年の間に、かけがえのない出会いの連続で受けたご恩を胸に刻みながら過ごす日々を送っています。

なんとなくですが・・・わたしがマレーシアで暮らせる日々もカウントダウンが始まっている気がしています。(正直に言うと猫たちとぬくぬく冬眠生活も悪くなかったのですが・・・笑)次はどこに行くのかはまだわかりませんが、マレーシアにいるうちに出来ることをやらせてもらえればという心境です。

YouTubeチャンネル始めました

最近は、いろいろ書いて伝える限界を感じており、最近YouTubeチャンネルも始めました!(といっても、慣れない編集作業などで早くも心が折れそうです・・・苦笑)なので、どうぞチャンネル登録といいねで応援よろしくお願いします。


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