この世で一番むずかしい「ご自愛」を伝えたいから書く
noteを読んでいます。
と声をかけていただくことが少しずつ増えてきて、本当にありがたいことだなぁと思う。私がnoteに書くことは、世間一般に言われる有益情報やHOWTOはいっさいないのに。ただ自分が感じたありのままを、できるだけ加工せず書き残して(書き落として)いるに過ぎないのに。
そもそも毎日更新を始めたのは、絶不調からの回復期であった。
昨年末は身体も心もボロボロで、部屋を移動する時はほふく前進で、今まで大好きだった読書や映画を見る気もなくなった。何を食べてもおいしくないし、仕事もできす家に漫然といる自分を嘆いて、夜中に何度泣いただろう、ひとりで。その頃の私は「今わたしは死んでいるんかな、生きているんかな」なんて、そりゃ悲しいことを何度も考えた。
一生こんな生活が続くんだろうと思っていたけれど、病院に通いゆっくり休んでいると、ちゃんと心身は回復してきた。毎日ほんのほんの少しづつだったけど。
寝込んでいたのが、座れるようになり、立ち上がれるようになり、散歩にも行けるようになった頃にPCを開けた。そして何の考えもなく、未調理の生野菜みたいな私の思いを残しておこうと決めたのだ。
それから8ヶ月位。毎日ここに書き続けている。
ぶっ倒れる前の私は「成長、前向き、やれば報われる、誰かに認められたい、何者かになりたい」こんな軸を持って生きていた。だから深夜まで仕事をしたし、問い合わせの連絡にも年中休みなしに対応した。愚痴も言わないし、周りの人を励まし続けた。
まぁこの生活の結果、自分をあまりにも後回しにして、自分を壊してしまった。
今でも。そう、今私がここに書いていることのすべては、その頃の自分に送る手紙だ。あまりにも無理をして「しんどい」の4文字さえ言えなかったわたしに、今の私は何を伝えられるだろうと思う。あの頃の自分をどうか救ってあげたい。それだけ、なのだ。
がむしゃらに時には無理をして頑張ることも美しい。あの頃の自分はそう信じていた。そして毎日一生懸命に学び成長しようとしていた。何者かになろうと努力をしていた。
そしてそんな上昇したいと望む生き方を、後押ししてくれるものはたくさんある。本屋にも平積みで自己啓発本は置かれているし、ネットを開けばOOになるための5つ方法みたいな記事を見つけることは容易い。
だからこそ
私はここに頑張らなくてもいいよって。まずは「この世で一番むずかしいご自愛を」を書き続けたいと思う。世界の潮流がどんなに成長を求めても、一人ぼっちになったとしても私は言いたい。ご自愛を、と。
世界にたったひとりの自分を、救いたいからね。
加えて過去の辛かった自分に言いたい。
苦しくて美しい世の中を、あなたと今の私と未来の私と、ともに生きていますよ。それなりに、と。
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