涼しく森林浴
標高1000メートルほどのブナ林の山に夫に連れていってもらいました。
夫が小学生ぐらいの時に、親戚のファミリー大人と子供も連れだってピクニックに訪れた場所を教えてもらいました。
イタリアの中部に住んでいるのですが、湿度が低いので普段の暮らしの中でも冷房を使うことがまだ住み始めて2年目ですがほとんどありません。
それでも、標高1000mの場所まで車で行ってみると、やはり涼しくて長袖のシャツを羽織る必要が出てきて。
ブナの樹々で日差しが遮られて、30年前に来た子供の頃はこの時期にワイルドストロベリーやラズベリーが採れたといいます。
今回そのブナ林の中で平地になってそれらの植物が生えていたあたりを探してみたのですが、樹々が伸びて平地であった場所はふさがっていました。
ワイルドストロベリーやラズベリーも見つからず。。
とても甘くて美味しかっただけでなく、その場所の変化に夫は悲しそうでした。
子供の頃の大切な思い出と、人によって管理される森についての話を聞いて、30年の月日を思いました。
30年前はベリーを食べる動物たちもそこに暮らしていて、また違った生態系がそこにはあったけれど、今は大きく変わっている。
様々な繋がりの連鎖で、またこの場所の付近でベリーが生えてくることは今後起きるのかな。
時々ハイキングやマウンテンバイクで通り過ぎるグループもいらっしゃるけれど、基本的に鳥の叫ぶような声や木の枝のしなるドアのようなギィ。。という音が聞こえるだけ。
私の腸がゴロゴロ音をたてるのを、Cinghiale(いのしし🐗)と思って隣の夫は警戒していた。。苦笑
シートを敷いて、ブランケットをかぶって、バックパックを枕にして。
グーグルの検索画面のオリンピックにあわせたゲームをちょこっとしたり。
なんかこうした緩い日って必要だな。。。と森林浴するたびに思ってしまう今日この頃です。
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