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「楽しい仕事」か「仕事が楽しい」か

年末年始に5日間の店舗休業がありました。
そのせいなのかどうか定かではありませんが、仕事初めからの1週間の営業はとても新鮮で活力にあふれた心持ちで取り組めている気がします。
月並みですけど、たまには現場を離れたり、違うリズムで生活するって大切ですよね。

§気分よく働く

年が改まったり、年度が変わったり、俗にいう暦的な「節目」があることで、気分のリフレッシュができたり、「さあ、またここから始めよう!」と前向きになったりすることってありますよね?

特に気にする必要もないのかもしれませんし、実際に気にされていない方も沢山いらっしゃると思いますが、個人的には何か一つ区切りがついて、また新たに始まる雰囲気というのは嫌いではありません。というより寧ろ、好きです(笑)

週の始まりや月の始まりの日には「良いスタート切るぞ!」と何となく気合の入った気持ちになります(笑)そう考えると1日の始まりである毎朝の起きた瞬間のコンディションの良し悪しはその日1日の気分を大きく左右する事になりかねないので、かなり重要ですよね。

その辺りも含めて、
「朝、気持ちよく目覚める」
この事実が全ての物事の根本にあるな、と感じて今年の目標を「万全の体調管理」に定めましたということを先週のnoteにおいて書かせていただきました。

おかげさまで、年を明けてからのこの1週間の営業は体の不調もなく肉体的にも精神的にも快適に仕事に取り組めております。

「仕事、楽しいなー!!」

そう思いながら、働けるってめちゃくちゃ幸せなことだな、と感じながら。

§仕事における楽しさって?

求職や転職、就職活動などの際に考える際に
「楽しく働けるかどうか?」
この基準について考えることもあるかと思います。

そう考えるとそもそも
「自分はどういう状態を楽しいって感じるんだろう?」
この事が自分で理解できていないと、選ぶことはできません。

・沢山お金が稼げる
・職場内の人間関係が良好
・自分の好きな労働形態で働ける
・自己成長できる
・沢山の人と出会う事ができる

人によって求める「楽しさ」は違うと思います。
全ての人にとって共通項目としての「楽しい職場」や「楽しい職業」がある訳ではないんです。
実際の所、仕事の内容や業種、職種によってその仕事が楽しいかどうかが決まる訳ではありません。

自分の希望の職場として「職場環境」や「職種」「業種」などを選択することは当然のことですが、この際に重要になってくるのは、どんな仕事であれ、仕事それ自体に「楽しさ」や「やりがい」や「心地よさ」などのポジティブな要素がある訳ではない、ということです。

「仕事が楽しい」とか「やりがいのある仕事」と感じて働いている人たちはみんな主体的に仕事に取り組んでいって、その結果仕事を楽しく感じている、ということなんです。

「仕事が楽しい」と思える人は日々の業務において常に自ら新しい挑戦や目標を設定して、その目標達成に向かっていく過程を楽しんだり、目標達成を果たした際に喜んで、その成功体験を通して「仕事が楽しい」と感じることのできる人なのだろうと思います。

§「変化」を楽しめると有利

我々は「今の自分」と違う立場や環境に対して「いいなあ。」とか「楽しそうだなあ。」と「ここではないどこか」に憧れを抱いたりすることがあります。
その憧れの中には実際にその環境に身を置いたり、そのサービスを手に入れることで大きな満足感を得ることができることもあるかもしれません。

しかし、この世の中に既に存在している「環境」や「商品」や「サービス」を受け取ったままで終わってしまってはあまりにももったいないんです。
その理由は次のとおりです。

①「楽しい」の範囲が限定的

世の中に既に存在する「何か」に楽しみを見出そうとすると、自分の趣味嗜好に合ったものに出会うまで、自分の欲求が満たされることはありません。現在の世の中にはありとあらゆる様々なモノで溢れているように見えますが、全てが自分の理想通りのモノというのはそう簡単に出会えるモノではありません。
そうなると常に不満を抱えながら、自分の理想を求め続ける生活をする可能性が高まります。

②時間経過とともに「楽しさ」は薄れていく

理想の環境やモノに憧れてそれを手に入れる場合は、その「楽しさ」や「喜び」のピークは手に入れた瞬間が最高になってしまいます。なぜなら一旦、完成品を手に入れてしまったならば、そこからは経過時間とともに「慣れたり」「飽きたり」「消耗」したりするからです。

少し、話が見えにくくなってしまいましたが、つまり「楽しい仕事」のイメージとして「職種」や「業種」「職場環境」などに理想のイメージを抱いてそのイメージ通りの「仕事」を手に入れられたとしても、その手に入れた時点が理想のゴールイメージだとしたら、その最初の満足感を超える体験はできないかもしれない、ということです。

それに対して「楽しさ」や「満足感」を目的達成の過程の中で感じることができれば自分の理想に達する間中、ずっと楽しく過ごす事ができます。そして実際に周りを見てみてもある程度の結果を出している人たちは皆、楽しくそうに仕事をしている方がほとんどのように見えます。

目的達成の過程を楽しむ、という事は結局、最初に述べたとおり、

・主体的に行動する
・常に新しい挑戦や目標設定をする
・好奇心が旺盛
・観察力に優れている
・とにかく行動する

こうした思考様式で物事を捉えて、行動するという事です。
現状に満足することなく、常に新しいものや興味のある分野を見つけ出して吸収して行くことで、経験や知識に幅が生まれます。その経験の幅によってまた新しい発想やアイデアが生まれることになります。

こうした新陳代謝や自分自身に中で起こる変化を楽しいと感じられるようになれば生存戦略としてはかなり有利だと言えます。
なぜなら、自分の働く環境や条件がどんなもので合っても、自分自身でどのようにでも目標を設定して、その目標達成に対する過程を楽しみながら成長を続けることができるようになるからです。

§まとめとして

今回の内容は自分がうどん屋を営んで行く上で実際に体験した事も含まれています。同じお店でうどん屋として働いているにも関わらず、ここ数年仕事に対する感覚が大きく変化しました。

「楽しい」という言葉で表現すると少し違和感を感じるのですが、どんな状況に陥った時でも「ま、いいか!」と受け止められる程度に心に余裕がある状態で仕事に向き合っていられるような感覚ですかね。

もっと言うならば「仕事」と言う感覚が曖昧な状態に思えます。遊んでいるような感覚で仕事をすることもあれば、プライベートの時間もほとんど仕事に関することを考えている感覚になります。この辺は個人差があるのかもしれませんが、これは決して無理をしているとか、しんどいとかの話ではなく、自然とそうなっていった気がします。

結局のところ、仕事にしても人間関係にしても常に受け身で与えられるのを待っているだけでは、どこまでいってもポジティブな感情は限定されてしまいます。
楽しいことや心の充足感を得るには、主体的に行動する事が大きなポイントになってくると思います。

新年が始まって色んな意味でやる気が溢れている今の時期に、主体的に行動していく意識づけをしていけるといいですよね。

それでは本日はこの辺で。




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