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「自分を満たすこと」「どうしたら自分が幸せになれるか知ること」と言われても、それって案外難しいと感じませんか。でも難しく考えなくていいのです。

たとえば、カフェに行くといつも気になってしまう飲み物や、あると必ず頼んでしまうスイーツなど、自分がときめくものってありませんか。それらを、どうして好きなのかなとか、どんどん深掘りしていくことが自分の好きなことを知るヒントになるのです。  

そもそも好きなことはそんな簡単には見つからないもの。  

パリに長年住んでいるお友達が、「徐々に自分らしさをわかっていくことが年齢を重ねること。そうやって女性はどんどん魅力的になるのよ」 と教えてくれました。 「自分はどんな人生を生きたいのか。どんな主義で生きるのかなんて、すぐにわからないのだから、あせらずに一生かけて、ゆっくり考えていけばいいのよ」と話してくれました。  

そのためには、世の中でいいといわれている価値感や世間の評判で決めずに、毎回自分で考える癖をつけていくことが重要なのだとか。  

確かに、垢抜けたファッションを楽しんでいる人が多いフランス人は、流行りのブランド、有名なブランドだから買う、選ぶということはしないと、パリでお買い物をしながらよく感じます。というのも店員さんも、流行っているものや値段にとらわれずに、あなたに合うほうはこっちね、と、あくまでも私が主役で、私を引き立ててくれるほうはどちらか、とアドバイスをくれます。  

そういえば、フランスでお買いものをしていたときのこと。カバンのサイズで迷っていたら、小さいカバンをすすめられたことがありました。荷物が多いから、小さいカバンだと使いづらいと伝えたら、それなら、「最低限のものだけ持ち運ぶようにして、荷物を小さくしたら? あなたには小さいカバンが絶対合うわよ」と言われました。

すごくシンプルなことですが、このときに、自分にとって、最低限必要なものだけを選ぶことも、必要な能力だなと感じました。  

情報に惑わされずに、自分の頭で選び、自分の足で行きたい場所に行くことが大切なのですね。「自分が本当に好きなことは自分にしかない宝物」と考えて、宝物を大切にすることは自分らしさやオーラにつながります。  

自分らしくあるとは、自分に素直に、自分がどうしたら楽しい気持ちで過ごせるかを感じて、自分を大切にすること、心をおだやかに保つことだと思います。痩せなきゃいけないではなく、自分がハッピーでいられる体型でいること、今ある自分の美しさを認めて、それを引き立ててくれるものを着るということです。

自分らしさがあれば人と意見がぶつかったときにも、動じずに冷静でいられる。おだやかさも魅力だとすれば、自分らしくあるとは、心をおだやかに保つことを優先させることともいえます。

次は自分にとって安全な場所を作るに続きます。

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