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7月に指編み、いいじゃないか。

「見てみてー!これ借りた!」

長女、小学校の図書室で本を借りてきたらしい。

見てみると、毛糸で指編みをする本だった。
かぎ針がなくても、指で編めるよーってやつ。

すごくうれしそうだったので

「おーいいね!楽しそうだね!」

と声をかけた。

でも、
その本を見た瞬間の、正直な感想は

「え、季節感どこ行った!?(笑)」

だった。

プールだ!
夏フェスだ!
という7月に
まさかの毛糸本をチョイス。

いや、いいんだよ。
だって指編みが気になったんだもんね。

そういえば、子どものチョイスって
「季節感」とかあまり関係ない気がする。

たまに次女と図書館に行って紙芝居を読むんだけど、
春にハロウィンの話とか持ってくるし。

「随分先取るな〜w」
とは思うけど、だから何?って話。

むしろ、「季節感」にとらわれてる私が
なんだか小さい人間のような気がしてくる。

もう少し成長したら
「これは季節感ないから、別のにしよう」
なんて思うんだろうか。

いや、そんなん思わなくていいよ。
好きなことやったらええんやで。

暑い夏。
涼しい部屋。
ダイソーで買った毛糸で、熱心に指編みをしている長女。   

うん。
7月に指編み、いいじゃないか。

〈あとがき〉
季節感って何なんでしょうね。
季節にとらわれず、好きなことやったらええがな。
今日もありがとうございました。

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