紙にピアス。
仕事で、伝票用紙に穴を開けていた。
「穴、あける必要あるんか?」
「というか、そもそも紙の伝票っているんか?」
と思いつつも、
たまにはPCから目を離す機会も悪くないよなー
と、自分を無理矢理納得させながら行う。
…
が。
人間が都合よくファイリングしたいがゆえに
穴をあけられる紙。
そんな紙を見て、ふと思う。
…
もし、私が紙だったら?
そんな穴をあけられるのは嫌だ。
お前らの都合のいいようになんかさせない。
統一規格にしばってまとめようとするその感覚が、そもそも不快。
せめて許可を得てから実行してほしい。
同意、って言葉をご存知か?
と詰める。
詰めに詰めまくる。(怖)
…
紙に穴をあける。
これって、人間に置き換えたら
ピアスの穴をあける、と同意なのではないだろうか。
だとしたら。
本人の許可なく穴をあけるって、とんでもない話である。
大学生の頃、ピアスの穴をあけたことがあるが、結構迷った。
迷ったあげくあけたけど、
結局体質的に合わずピアスはしていない。
穴はもう塞がっている。
この件に関しては
自分で決めたことだし、まぁ仕方ないよなぁとあきらめている。
が、これが自分の意思ではなかったら?
ビックリを通り越して、怒りがわいてくる。
ということは?
書類に、印鑑が押されているのもよく見かける。
「印鑑、ほんとにいるんか?」
「スタンプラリーじゃないんやで?」
と思いながら見ているが
あれって、本人の許可なくタトゥーを入れるのと
同じことではないか?
タトゥーは入れたことがないし、入れようと思ったこともない。
でも、おそらく入れる前には、
デザインやらサイズやらを検討しているはず。
想像してみてほしい。
許可なく、タトゥーを入れられたとしたら。
…
ピアス穴もそうだけど、やり直しは効かないのである。
紙にあいてしまった穴は、塞がることはない。
入れてしまったタトゥー(印鑑)は、消えることはない。
そんなことを、本人の許可もなく淡々とやり続けている。
しかも、本当は必要ないかもしれないなんて。
…
たかが、紙。
されど、紙。
紙に触れるすべての人へ伝えたい。
それって、本当に必要な行為?
紙をムダに傷つけていない?
紙に、敬意を。
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