見出し画像

ペーパードライバーが免許取得で得たものとは?

みなさんは、車を運転するだろうか?

毎日運転する人。
週末運転する人。
そもそも免許を持っていない人。

いろんなパターンがあると思う。

私は、というと
大学生の時に免許を取った。

両親から
「車の免許くらい持っていたほうがいいんじゃない?」と言われ、当時従順だった私は「確かにそうかも」と思い、免許を取ることに。


なんとなく予感はしていたが、とにかく運転スキルが低い。

教習所内を走る講習(巻き込み確認しながら角を曲がる)を10回延長。

外を走る時も
「視野が狭い」「もっと周りを見て」
と何度も注意を受けた。

そして高速道路の教習は…怖すぎて泣きそうになった。(今思うと、一緒に乗車していた教官が一番怖かったはず)

なんとか免許は取得したものの、
結局教習所以外の車を一度も運転したことがない。

幸い(?)電車と自転車で移動できる環境に住んでいるため生活に支障はないが、こんなんでいいのだろうか…と思いながら生きている。

で、余談が長すぎるがここからが本題。

ペーパードライバーが、免許を取って得られたももの。

それは
危機管理能力。

なぜなら、免許を取ってから、人が運転する車に乗ることに慎重になったから。

今までは、何も考えずに人が運転する乗っていた。
でも、免許を取ってからは

「この人、巻き込み確認してるんだろうか?」
「速度出しすぎじゃないだろうか?」
「ちゃんと前見てるんだろうか?」

などど、色んなことが気になるようになった。

とにかく、人に運転を委ねるということに慎重になった。(自分で運転しろよってツッコミはなしで笑)



入社1〜2年目くらいの時。
当時の会社の同期数名と、ドライブに行くことに。行き先は宇都宮だったかな。

高速を走っていたのだが、運転している同期のよそ見が多い。すごく多い。

それが気になって、気が気ではない私。
でも、他のメンバーは気にしていない様子。
私はよそ見で車体が揺れるたび、寿命が縮む思いだった。

現地に到着し一通り遊んだあとは、「さあ帰ろうか」という話になる。
私は、帰りもあんな思いをするのであれば、時間がかかっても電車で帰ろうと思い、正直にそう告げた。

すると、別の同期が
「じゃあ代わりに自分が運転するから、一緒に帰ろう」と声をかけてくれた。
正直、電車の方が安心だと思いつつも、別の同期が運転する車で帰った。

ふらつかない車体。
制限速度を守った運転。
当たり前ではあるけれど、安心感がすごかった。
とはいえ寝るほど信頼はしていないが、運転を交代してくれた同期には感謝、というエピソード。



たぶんこれ、運転できる人からしたら
「いや、そんな文句言うならお前が運転しろや」
って話だと思う。
ごもっとも。
本当その通り。
でも、怖い。

もっというと
自分のような人間が運転免許を持っていて、いざという時に車道を走れてしまうという事実も怖い。

だから正直、運転免許の更新って
実技を伴うべきだと思う。手間かかるし難しいだろうけど、本来はそうすべきではないかと思う。



で、何が言いたいかって?

ペーパードライバーだけど、危機管理能力は身についた。

たとえ運転しなくても、運転スキルや車の運転者の視点を知ることって、本当大事。
少なくとも私は、運転免許を取る過程で初めて知ったことが多かった。

知ってるか、知らないか。
この違いって大きい。

だからペーパードライバーだけど
「免許は取って良かった」というなんのこっちゃな話でした。

〈あとがき〉
書き終えて気が付きましたが、ペーパードライバーを正当化する記事で非常に恥ずかしいです。
あ、でも自動運転車だったら運転できそうな気がする(ホントか?)
今日もありがとうございました。


この記事が参加している募集

この経験に学べ

サポートいただけたら、あなたのリクエストに応じた記事を書くかも!?