外出せずに犬と家で遊ぶには？
コロナの影響で、在宅勤務が増えたり、ワンちゃんと一緒に過ごす時間が増えている方もいらっしゃるんじゃないかと思います。そんなとき、犬が退屈して、スリッパをかじったり、飼い主さんにしつこく「遊んで～」と懇願してきたりしてきませんか？犬はエネルギーが余ってしまうと、問題行動に発展してしまいますので、様々な刺激を与えて精神的・身体的にも適度に発散させてあげましょう！
雨でお散歩に行けない、ワクチンプログラムが完了していないというワンちゃんにもおすすめですよ！
まずは、身体的エネルギーを発散させる遊びをご紹介します。
飼い主と一緒に遊ぶ
犬にとって、飼い主さんと遊ぶことは何よりのご褒美！一日のうち30分程度飼い主さんと遊ぶ時間を通常でも取ってほしいのですが、外に出かけられない日は少し多めにしましょう。
・ひっぱりっこ
ロープのおもちゃや、ぬいぐるみなどを使って引っ張りっこをして遊びます。手元で少し揺らして噛みついたら少し引っ張ったりすることから始めてみましょう。不要なタオルを使用するのもおすすめです。
・レトリーブ（モッテコイ）
ひっぱりっこがうまくできるようになったら、レトリーブも練習していきます。おもちゃを離す→少し離れたところから手元に引き寄せおもちゃを離させる→おもちゃを放り投げて手元に持って離すということを順番に教えていきます。
Tip
最後の行動から強化していくとうまくいきます。本来の順番は①放り投げられたおもちゃを探して咥える、②飼い主の元まで持ってくる、③おもちゃを離すの順番ですが、③離す→②持ってくる→①おもちゃを探して咥えるの順番で覚えさせるとうまくいきますよ
アジリティ
家具やちょっとした小物を使って、リビングにアジリティスペースを用意してみてはいかがでしょうか？
段ボールを組み合わせて迷路やトンネルを作ってみたり、椅子を並べてスラロームのようにしてみます。ターゲットやフードを使って、犬を誘導して遊ばせます。また、クッションやビーズマットの上を歩かせたり、オスワリさせたりすることで、バランス感覚が養われます。
次に、頭や五感を使って、精神的エネルギーを発散させる方法をご紹介します。
ベーシックトレーニング
新しいコマンドを学習するとき、よく犬は首をかしげるようなポーズをします。このポーズは「どうしたらいいんだろう？」「これは何だろう？」と考え込んでいることを示しています。こうした新しい刺激は犬のような知能の高い動物にとっては、非常に興味を引きます。いろんなことを覚えさせることが、退屈によるストレスをなくし、犬のQOLを向上させることにつながるんですよ！
ノーズワーク
家のあちこちにフードを隠して、犬に探させます。匂いの強いフード（チーズなど）から始めてみると犬も探しやすいですよ！隠そうとしても、犬が自分についてきてしまう場合は、「オスワリ＋マテ」をさせるようにしましょう。慣れてきたら、徐々に匂いの弱いドライフードやジャーキーなどにしましょう。量をコントロールすることでも難易度をコントロールできます。
また、最初隠すのは、部屋の隅、ケージの中などわかりやすいところにして、徐々にブランケットの下、さらに折りたたんだブランケットの中など、探しづらくしていきましょう。手やマズルを使わないと取り出せないようにするのがコツです。
Tip
フードではなく、特定の布などのアイテムを探させるようにするには、その布でフードを包んでおいておきましょう。そうすると布＝フードということを覚えて、布を探すようになります。布だけおいても探せた場合は、後からフードを与えて、ご褒美をあげましょう。
Amazon PrimeやNetflixでドキュメンタリーを見せる
せっかく家にいるので、外でなかなか出会えない野生の動物の鳴き声などをきかせてみましょう。犬がテレビを見るなんて？って思う飼い主さんもいらっしゃうかもしれませんが、意外とオオカミやライオンの鳴き声などに、反応を示します！
もしお散歩でバイクの音を嫌がるなど、苦手なものがあれば、克服のチャンスかもしれません。生活音と変わらないくらいの音量でかけてみましょう。最初は犬が気づかないくらいの音量から始めるのがコツです。犬が怖がる様子があれば、すぐに音量を下げて慣らしていきます。このときフードをうまく活用できると、より練習がスムーズに進みます。
せっかく家にいる時間ですので、有意義で楽しい時間を犬と過ごせるといいですね！飼い主さんも犬に手がかけられないときは、犬が一人で遊べる遊びを、一緒に遊ぶ時間は思い切り楽しめる時間をつくって、メリハリを作ってみましょう！
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