#よくある質問:トレーニングに必要なものはありますか?
すでにカウンセリングで飼い主様のお話を伺いながら、個々に必要なものをお話ししていますが、どんなワンちゃんでも絶対に必要なものがあります。
■最初に準備するもの
①クリッカー
②A4のノート
③フード
④おやつ(5種類くらい)
⑤コング
それぞれ何のために必要かということをご説明しますね。
①クリッカー
こちらの記事でも紹介していますが、ワンちゃんのトレーニングを爆速で進めていくには、このクリッカーが本当に有効なんです!私の犬もオスワリを最初教えるとき、クリッカーを使わなかったら1週間くらいかかりましたが、使ったら1日もかからずにできるようになりました。タイプは問いません。でも、なぜかあまりメジャーではないんですよね。。。ドッグトレーナーの中でも使わない方がいらっしゃいます。
なので、小さいペットショップではあまり売っていないかもしれません。Amazonなどでは売ってますので、ぜひ探してみてください!
②A4ノート
トレーニングにおいて、一番大事なのは、家族全員で同じルールを使っていくということです。爆速でトレーニングを進めるために、これも重要なことなんです。お父さんは「コイ」といって、お母さんは「オイデ」というなんてルールだと、ワンちゃんもわかりづらいですよね。なので、家族でルールを決めたら、そのルールをログに残していってもらいます。
家族全員がトレーニングに参加できるわけでもないと思いますのでトレーニングに参加してくださった方に
・今日はどんなことを教わったか
・宿題は何をするのか
なんてことを記載していただいています。
また、トイレの失敗など、ワンちゃんの問題行動もログを取ることで、傾向が見えることがあります。場合によっては、トレーナーとの交換日記の役割も備えています。
A4にこだわっているのは、小さいノートだと、書きづらいメモもたくさんあるからです。。。100均のものでもなんでもいいので、このサイズをお勧めしてます!
③フード
ワンちゃんにクリッカーを教えるときには、「クリッカーの音=おいしいもの」と教えていきます。そのため、初回のトレーニング時に、ドッグフード(30粒くらいでOKです)をご準備いただいてます。
■途中から必要になるもの
④おやつ
④おやつ
最初はフードだけでもワンちゃんがトレーニングを楽しんでくれます。ですが、徐々に難易度が上がって外で散歩のトレーニングを始めたりすると、いつも食べているドッグフードでは興味が引けないことが出てきてしまいます。その場合は、ワンちゃんのとっても大好きなおやつで飼い主さんに注目してもらうように促していきます。
フードより好きなおやつを1種類だけでなく、5種類くらい準備できるようになると、完璧にトレーニングに集中できる、そんな環境が整えられるようになります!
⑤コング
ケージやクレートの中でゆっくりする練習をするときには、絶対に必要なおもちゃです。早食いのワンちゃんにもピッタリですが、ケージの中は楽しい、お留守番ってサイコー🎵って思ってもらうためには、コングを大活用していきます。ワンちゃんのサイズ・ライフステージにあったコングを選んでほしいので、これはレッスンが始まってから、こういうコングを買ってくださいとお話しをしていきます。
⑥首輪
首輪を持っておらずハーネスを使っています、なんていう飼い主さんが多いのですが、ハーネスではお散歩の練習ができません。特に背中にリードとの金具がついているようなタイプ(ほとんどがこれです)は、逆に反作用の力が働いて、ワンちゃんの引っ張り癖が強化されてしまいます。また、飼い主さんも犬をリードでコントロールする癖がついてしまいます。これは逆効果ですね。
ですので、お散歩の練習をするときは首輪を使います。ハーフチョークタイプでもOKですが、フルチョークは危険なため、使いません。
そもそもハーネスにしている方は「引っ張ったときに首元が痛そう」とおっしゃるのですが、そもそもお散歩の練習とは引っ張らない練習のことですよ!引っ張らない子は首輪でも、全然苦しくないし、痛くなんかないんです。
⑦リード
リードは1.2メートルくらいのものを使用します。1.5メートル以上では長すぎるし、1メートル以下では短すぎるので、トレーニングではこの長さを基本としています。最初はリードを手で持ってトレーニングをしますので、肩掛けタイプなども避けて、手で持てるタイプのものにします。
また、フレキシブルリードも使わないようにします。飼い主さんのそばを歩く練習がしづらいためです。
⑧クレート
ケージでゆっくりするのと同様、クレートでもゆっくりできるように練習しますので、クレートは一頭につき一個、適切なサイズのものを準備いただくようお願いしています。サイズ等はトレーニングしながら決めていきますので、最初からご準備いただかなくても大丈夫です!
■まとめ
上記のツールをすでに持っている、という方はできるだけお持ちのものを活用していきますが、稀に犬にとって危険な道具を使われていることもありますので、その際は、新しく購入しなおしていただくこともあります。また、どのようなものを買えばよいか、わからないという方には、具体的なメーカーをお伝えしたり、一緒に購入にいくなどもしますので、カウンセリング時にご相談いただければと思います!
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