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CPDT-KAって何?

いろんなドッグトレーナー資格がある中で、今日は私も取得したCPDT-KAという資格についてご紹介します。

1.CPDT-KAって何?

日本で取得できる唯一の国際的なドッグトレーニング資格です。もともとアメリカにイアン・ダイバー博士という方が設立したADPTという世界最大級規模のドッグトレーナー組織があるのですが、そこがドッグトレーナー資格を認証するために設立した組織がCCPDTという組織です。CCPDTが発行しているのがCPDT(Certified Pet Dog Trainer)という資格なんですね。

CCPDTでは動物行動学、学習理論、犬の訓練技術、および指導における幅広い知識とスキルを測定し、プロトレーナーが人道的・最新の科学的根拠に基づく犬の訓練知識を持っているかという認定試験として、CPDT-KA(Certified Professional Dog Trainer-Knowledge Assessed)テストを実施しています。

2.取得するのはどうすればいいの?

CPDT-KAテストを受験するにはまず以下が必要となります。

√過去3年以内の犬の訓練における最低300時間の経験。
√CPDT資格保有者または獣医師からの推薦状
√CPDTの実践基準と倫理規定への署名

つまり、この資格を取るには、すでにある程度のトレーニングスキルや経験がないといけないんです。この申請を出して、無事承認されたら受験資格がもらえるというわけです。

ここまでクリアしたら、次にテストの準備ですね。このテスト自体もかなり難易度が高いんですよ。

形式:コンピューターでの多肢選択式試験。
長さ:180の質問。
いつ:年二回(春・秋)
場所:東京などの主要都市
費用:385ドル

180問を4時間近くで回答するのですが、かなり体力的につらいです・・・テスト会場には何も持ち込めませんので、のどが渇いたり、トイレに行きたくなったら、中断して退場して再入場する必要があります。

テスト内容も幅広く、指導スキル 48%、学習理論 36%、動物行動学 7%、トレーニングに使用する道具  5%、家畜学 4%の割合で出題されます。

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意外なのが、指導スキルが大半であるということです。ドッグトレーナーは飼い主さんのインストラクターとしての役割も持ちますので、飼い主さんにどのように伝えるか、こういうケースにどのように対応するか、なんて設問があります。

例えば、グループトレーニングに子どもが来て、クラスが中断するほど大声で話したりしていたら、どうしますか?次の4択から選びましょう、というような問題です。

文化的に回答が難しいもの、直面したことない問題なども出題されるので、正直回答した内容が正しかったのか、全然自信がないです。。。


3.合格するとどうなるの?

国際的な資格ですので、日本以外でもこの資格を使うことができるというのがいいですよね!ただ、逆に言うと、日本ではちょっと使いづらいかもしれません。。。例えば、動物取扱業者として登録するときには、使えないんですよね。。。

また、3年に一度更新が必要です。事前にアナウンスされているセミナーやプログラム、イベントに参加して、所定の単位数をクリアしないと、認定資格が更新できなくなっちゃうんです。この単位取得は、業界の最新知識を吸収し、よりトレーニングスキル・知識を磨くことが目的となっています。つまり、この資格保持者は常に自信の知識やスキルのブラッシュアップが求められているのです。


4.まとめ

私もようやく念願のCPDT-KAの資格を取りました!ぜひこれから資格取得にチャレンジしたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

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