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「ラーメン屋を開業したいです!」→辞めなはれ(2回目)

さすがにうちのお店(ピレウス)に「ラーメン屋を開業したい!」と言ってくる人はいませんが、一応、元経営コンサルタントの肩書を持っている身として言わせて頂きます!

「ラーメンが大好きなんで、たくさん食べ歩いて、家でも研究に研究を重ねて、ついにたどり着いた自分の理想のラーメンを売りたいんです!」

…その気持ち、心意気、素晴らしいです!でもね、そこで元経営コンサルタントとして一言!!

「ラーメン屋は辞めなはれ!!!」

お決まりのパターンですみません(笑)日本全国にたーっくさんあるラーメン屋。。では、なぜ辞めなはれになってしまうのでしょうか。。

ここが難しい、ラーメン屋経営!

①ライバルが多すぎる!とにかく、競争が激しい!!
→首都圏の話になりますが、最寄り駅にラーメン屋ってめちゃくちゃ多くありません??全国に30,000軒ぐらいあって、毎年5000軒は閉店するものの、ほぼ同数が開業するって話を聞いたことがあります。いわゆる競争が激化している「レッドオーシャン」という状態になっています。。

②実は原価率が意外に高い!
→純粋にスープや麺の食材費はそこまで高くないのですが、スープを煮るためのガス代等が実はかなり掛かります。。。昨今の物価高や光熱費の上昇が、ラーメン業界では直撃しているというのが現状です。。

③体力的にめちゃくちゃハード!
→ここのところ、ラーメン屋の経営者が倒れるというニュースが相次いでいます…。こだわり抜いた一杯を作るために、スープを絶えず手掛けたりして、ハードな労働環境になりがちなので、ラーメン屋を経営している方は本当に体に気をつけてほしいです。。(←自分も人の事言えませんが。笑)

④人材が集まりにくい!
→カフェ業態はオシャレな雰囲気も手伝って、人材募集をすると、割と人が集まりやすいです!ただ、ラーメン屋はハードなイメージや店によっては匂いもつくので、人が少し集まりにくい業態になります。(もちろん場所や条件によって、全然違うパターンもありますが)

美味しい一杯にはたくさんの努力が詰まっています…

まとめ

自分自身、ラーメンは大好きですし、ラーメン屋が潰れてしまったときとかは、すごいショックを受けるのですが、その至高の一杯にたくさんの情熱が込められているので、その分難しさだったりリスク的な要素もあると思います。

それでもラーメンが大好きな方にはぜひ独立してほしいですし、体に気をつけて末永く続けてほしいものですね!!

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