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【フォトレポート】2022 東日本大震災復興支援活動

※この記事には一部、2011年の東日本大震災の内容が含まれています。

2011年3月の東日本大震災から11年が経った2022年。

横浜FCは、震災を「風化させない」「継続的な支援」を目的として、2011年から継続的に復興支援活動を実施しています。

11回目の復興支援活動へ、11月18日、19日の2日間で福島県を訪れました。


▼これまでの活動についてはこちらから

▼2022動画はこちらから

ここからは2日間の活動をフォトレポートとしてお届けします。


11.18(金)
東日本大震災・原子力災害伝承館

双葉町にある「東日本大震災・電子力災害伝承館」へ、選手・チームスタッフ・クラブスタッフが訪問しました。

原子力発電所と地域の歩み、東日本大震災発生、復興とこれからについてを資料館で学びました。また、語り部の青木淑子さんによる講話で、地元に住む方々の苦悩や町の未来についてお話を聞きました。

選手の感想

武田 英二郎選手
「伝承館を訪問してみて、地震、津波以外にも多くの被害があり、それが人々を未だに苦しめていることを知りました。 そして、それが元通りには戻るにはまだまだ時間がかかるということで、改めて自分達のこの活動を続けていくことに意味があると再認識しました。 未だに苦しんでる人々に少しでも方々に元気や希望を届けていけたらと思いました」

11.19(土)@Jヴィレッジスタジアム

横浜FCの活動を通して、次世代の子ども達に夢と元気を少しでも届けるため、Jヴィレッジへ。

「笑顔道 PRESENTS 横浜FC 2022 復興支援MATCH」と「横浜FC 2022 復興支援サッカー教室」を行いました。

フリ丸も行きました。
対戦相手は福島県高校選抜チーム。
笑顔道無料マッサージブースが登場!

笑顔道 PRESENTS 横浜FC 2022 復興支援MATCH

11時のキックオフへ向けウォーミングアップ開始
入場前
スターティングメンバー
両チーム、審判団と📷

前半キックオフ

マルセロヒアン選手が先制。
前半終了。2-0
中村 俊輔選手が先導し、相手チーム一人ひとりと握手を交わします。

後半キックオフ

立ち上がりに伊藤翔選手が先制ゴール。
その後立て続けのゴールラッシュ。

後半は11-0で終了。

<試合結果>
横浜FC🆚福島県高校選抜
前半 2-0
後半 11-0
合計 13-0

試合終了後には、副キャプテンの六反 勇治選手と齋藤 功佑選手が福島県高校選抜ロッカールームへ。お礼のご挨拶と高校生からプロ選手への質問に答えました。


OFFショット

ひなたぼっこ

13:30からサッカー教室スタート!

入場前
福島県内よりお集まりいただいた小学校高学年~中学1年生約80名と横浜FC選手・スタッフがふれあいました。
最初は選手と子どもたちがグループになってリフティング。
ボール回しに切り替わります。
つづいてはゲーム。
第1コート 選手🆚中学生
第2コート 選手🆚小学生
に分かれて白熱したゲームが繰り広げられました。
GK陣のフィールドでの活躍も多くみられました✨
山下 諒也選手は、中学生チームに混ざってプレー。
最後みんなで集合写真撮影。
終始みんなが笑顔のサッカー教室でした。
参加者の皆さん楽しい時間をありがとうございました!!

◆ご協賛いただいた企業の皆様
株式会社爽健グローバル、株式会社マクニカ、株式会社ニシハタシステム、株式会社アーチドゥーク・オーディオ、株式会社理装工業、日総工産株式会社、株式会社リバティーエステート、横浜冷凍株式会社、株式会社フュディアルクリエーション、医療法人 横浜未来ヘルスケアシステム、株式会社神奈川ナブコ、会津電業株式会社、株式会社ユナイト、東洋アルミニウム株式会社、稲垣薬品興業株式会社、有限会社シュービ、エクシード株式会社、株式会社ユナイテッドスタイル、株式会社パーソナライズラボ、株式会社創広、東洋美術印刷株式会社


これまでの歩み

2011年3月の東日本大震災から横浜FCでは、震災を「風化させない」「継続的な支援」を目的として、2011年から継続的に復興支援活動を実施しています。

2011年3月11日。関東地方でも、これまで感じたことのない大きな揺れを感じました。神奈川県でも停電などが発生。ようやく電気が復旧した翌日、テレビと新聞で見た光景は衝撃的なものでした。

横浜FCは幸い、クラブハウスなどに大きな被害はなく、中断したJリーグ再開に向けて活動はできる状況だったといいます。

当時の様子を知るスタッフは、
「自分たちはクラブハウスなども直接大きな被害を受けたわけではなく、正直実感を持つことは難しかった。選手たちも戸惑っていたし、難しい状況だった思う。けれど『プロスポーツチームとしてこのままではいいわけがない』『何かしなくては』という想いはみんなが持っていたと思う」と話していました。

地震発生の約2週間後の2011年3月27日に、横浜FCはクラブとして初めての復興支援活動として、横浜駅西口イベント広場と横浜ビブレ前広場にて横浜FC選手、スタッフ、ユース、ジュニアユース選手、サポーター、フロントスタッフが義援金募金のご協力を呼びかける活動を始めます。まずはできることから、行動を始めました。

4月には、被災地へ。
選手たちが釜石市甲子小学校を訪問。LEOCキッチンカーでの炊き出しや、一緒にボールを使って子どもたちとふれあいました。また同時期に、トップチームは岩手遠征を実施。グルージャ盛岡とのトレーニングマッチ後、サッカー教室を行いました。

また、支援物資をクラブスタッフがトラックで被災地の自衛隊駐屯地へ届けました。

この年、私たちはスポーツの持つ力を、体感することになります。

東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ「日本代表 ×Jリーグ TEAM AS ONE」での三浦知良選手のゴール、FIFA女子ワールドカップでのなでしこJAPANの初優勝などサッカー界でも多くの人々の心を揺さぶるシーンが生まれました。

そして、横浜FCもサッカーを通して多くの人々を笑顔にしたいという想いのもと、翌年以降も活動を続けていきました。

2012年 福島でJリーグを開催。

翌年の2012年9月23日には、福島県でホームゲームを開催しました。

2012明治安田生命J2リーグ 第35節 徳島ヴォルティス戦を「燃やせ!!福島魂MATCH」として福島県営あづま運動公園陸上競技場で開催(横浜FC 1-0 徳島)。同日にサッカー教室も実施しました。

継続的な活動。

2013年から2018年までは、福島県いわき市の小学校を中心に「サッカー教室」と、ふれあいを通して夢を持つことを伝える訪問授業「夢で逢えたら」を行ってまいりました。

2019年からは福島県の小学校を中心に行っていた活動を、福島県・Jヴィレッジの再開と共に開催地を移し、サッカー教室や復興支援マッチなどの活動を継続してきました。

2020年は新型コロナウイルス感染症の影響により、選手の参加は叶いませんでしたが、OB選手のアカデミースタッフなどが指導をしサッカー教室を開催。このとき現在ユース監督の重田さん、シーガルズ監督の要田さん、ユース監督だった早川監督も参加しています。

2021。

そして、10年目の今年、約2年ぶりに選手たちが参加して、Jヴィレッジスタジアムにて「2021東日本大震災復興支援MATCH&サッカー教室」を開催することができました。