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支援から絆へ。

こんにちは。

7月17日から7月22日まで、福島県・Jヴィレッジにてトップチームはトレーニングキャンプを行いました。その最終日に「2021東日本大震災復興支援MATCH&サッカー教室」を開催いたしました。

※この記事には2011年の東日本大震災の内容が含まれています。

東日本大震災から10年。

2011年3月の東日本大震災から10年が経過しました。

横浜FCは、震災を「風化させない」「継続的な支援」を目的として、2011年から継続的に復興支援活動を実施しています。

2011年3月11日。関東地方でも、これまで感じたことのない大きな揺れを感じました。神奈川県でも停電などが発生。ようやく電気が復旧した翌日、テレビと新聞で見た光景は衝撃的なものでした。

横浜FCは幸い、クラブハウスなどに大きな被害はなく、中断したJリーグ再開に向けて活動はできる状況だったといいます。

当時の様子を知るスタッフは、
「自分たちはクラブハウスなども直接大きな被害を受けたわけではなく、正直実感を持つことは難しかった。選手たちも戸惑っていたし、難しい状況だった思う。けれど『プロスポーツチームとしてこのままではいいわけがない』『何かしなくては』という想いはみんなが持っていたと思う」と話していました。

地震発生の約2週間後の2011年3月27日に、横浜FCはクラブとして初めての復興支援活動として、横浜駅西口イベント広場と横浜ビブレ前広場にて横浜FC選手、スタッフ、ユース、ジュニアユース選手、サポーター、フロントスタッフが義援金募金のご協力を呼びかける活動を始めます。まずはできることから、行動を始めました。

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4月には、被災地へ。
選手たちが釜石市甲子小学校を訪問。LEOCキッチンカーでの炊き出しや、一緒にボールを使って子どもたちとふれあいました。また同時期に、トップチームは岩手遠征を実施。グルージャ盛岡とのトレーニングマッチ後、サッカー教室を行いました。

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また、支援物資をクラブスタッフがトラックで被災地の自衛隊駐屯地へ届けました。

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この年、私たちはスポーツの持つ力を、体感することになります。

東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ「日本代表 ×Jリーグ TEAM AS ONE」での三浦知良選手のゴール、FIFA女子ワールドカップでのなでしこJAPANの初優勝などサッカー界でも多くの人々の心を揺さぶるシーンが生まれました。

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そして、横浜FCもサッカーを通して多くの人々を笑顔にしたいという想いのもと、翌年以降も活動を続けていきました。

2012年 福島でJリーグを開催。

翌年の2012年9月23日には、福島県でホームゲームを開催しました。

2012明治安田生命J2リーグ 第35節 徳島ヴォルティス戦を「燃やせ!!福島魂MATCH」として福島県営あづま運動公園陸上競技場で開催(横浜FC 1-0 徳島)。同日にサッカー教室も実施しました。

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継続的な活動。

2013年から2018年までは、福島県いわき市の小学校を中心に「サッカー教室」と、ふれあいを通して夢を持つことを伝える訪問授業「夢で逢えたら」を行ってまいりました。

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2019年からは福島県の小学校を中心に行っていた活動を、福島県・Jヴィレッジの再開と共に開催地を移し、サッカー教室や復興支援マッチなどの活動を継続してきました。

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2020年は新型コロナウイルス感染症の影響により、選手の参加は叶いませんでしたが、OB選手のアカデミースタッフなどが指導をしサッカー教室を開催。このとき現在ユース監督の重田さん、シーガルズ監督の要田さん、ユース監督だった早川監督も参加しています。

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2021。

そして、10年目の今年、約2年ぶりに選手たちが参加して、Jヴィレッジスタジアムにて「2021東日本大震災復興支援MATCH&サッカー教室」を開催することができました。

9時に開門。約300名の方々にご来場いただきました。

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マッチスポンサーの笑顔道 様の無料マッサージブースなども出店し、笑顔道従業員の方々総出で会場を盛り上げていただきました。

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KICKOFF

笑顔道 PRESENTS 横浜FC 2021 復興支援MATCH
横浜FC vs 仙台大学
10:00 KICKOFF

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クレーベ選手のゴールにより1-0で横浜FCが勝利しました。

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前日に契約満了が発表された、カルフィンヨンアピン選手の横浜FCラストマッチでもありました。試合終了後、お越しいただいたファン・サポーターの皆様の前で挨拶も行いました。横浜FCで戦ってくれてありがとう、キャラ。

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Jヴィレッジサッカー教室

スクールスタッフを中心に感染対策を行った中でのメニューを考え、選手と子どもたちがボールを一緒に蹴ることが叶いました。

まずはボールタッチの練習から。選手たちが、コツを子どもたちに伝えながら、ボールを投げる・蹴るなどのメニューを行いました。

中村選手が、ひとりの子に対してできるまで何度も一緒にトライしている姿はとても印象的でした。

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ボールタッチの次は、シュート練習。
横浜FC選手がクロスを上げ、子どもたちがシュートを打ちます。
(ちなみにゴールキーパーも横浜FCの選手です)

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最後はみんなで集合写真を撮り終了。

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また一緒にボールを蹴れる日を願って。

10年がたった今。

10年が経った今、当時と今とでは私達の活動の意味が少しずつ変化してきているのかもしれません。

この活動を通して、出会えた方々との間に生まれた絆を大切にし、サッカーというスポーツを通じてこれからもたくさんの笑顔に会える事を願って活動をしてまいります。


2021東日本大震災復興支援活動 ご協賛いただいた企業の皆様

◆笑顔道 PRESENTS 横浜FC 2021 復興支援MATCH 特別協賛:
株式会社爽健グローバル

◆Jヴィレッジサッカー教室 特別協賛:
株式会社コスモ計器
株式会社理装工業
株式会社アーチドゥーク・オーディオ
株式会社リバティーエステート
横浜冷凍株式会社
株式会社GENOVA
医療法人 横浜未来ヘルスケアシステム
神奈川ナブコ
会津電業株式会社
株式会社ユナイト
東洋アルミニウム株式会社
稲垣薬品興業株式会社
株式会社アメニティ
株式会社リバティーエステート
株式会社オプティマイザー
日総工産株式会社
株式会社創広
東洋美術印刷株式会社

◆協力:
Jヴィレッジ

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