実現したい!「かわいいおじいちゃん&おばあちゃんだらけ」の高齢化社会
みなさんは普段、どんな服を着ていますか?
その服を選んだのは、何か理由がありますか?
今日は「私の目指す世界」を深堀りしてみようと思います。
ブレーキは、もう要らないかもしれない
40歳に近づきつつある私です。
この年齢になって分かったのは、若い人たちがいかにキラキラしているかということでした。これは本人たちは気付いていません。
けど私からすると後光が差してるくらいまぶしいんですね、ほんとに。次世代を担う人たちのパワーって、こんなに強烈なのかと感じます。
そんな若い光に圧倒されつつ仕事する中、ある日ふと思ったんです。
もうそろそろ、ブレーキいらないかもね
と。
今までも好きなことはしてきました。人のためにしてきたことも「自分がしたい」と思ってしてきたことです。ただいつも、しっかりブレーキを握りしめていた気がするんですよね。
・やっても大丈夫?
・常識的に許される範囲?
・これをしたら(しなかったら)どう思われるだろう?
・面倒なことになるくらいなら辞めておこう
そんなふうに「好きだな」「いいな」と思ったこともすぐには踏み出さず、いつでもハンドルを握りしめ、少しでも危ないと思ったときはブレーキを踏み込む。
そんなパターンが習慣化していました。
そのおかげで悲しい・苦しい思いは、極力避けてこられた気がします。
でもその代わり、先が見えないことにドキドキしたり、想像もつかないことにワクワクしたり……。「心臓が感情で動くこと」が少なかったんですね。
「多様性を認める時代」を生きられなかった私だから
年齢を重ねると、世間一般の視線を伺いながら「適切に」「やり過ぎずに」そんなバランスをとることが上手になっていくような気がします。
同時にまわりの視線を伺うことが多いおかげで、自分の「気持ち」に目を向けることが少なくなっていくんですね。
自分は今、何を感じているのか。
心の中では感じていても、表に出して、言葉にする機会がすごく少ない気がします。
今でこそ「多様性」が認められるようになって、ひとり一人の個性が大切にされるようになりましたが、少し前までは「個性を表現すること」が歓迎されていないムードを感じていました。
私は「パーソナルカラー」「パーソナルスタイリング」というその方に「似合う」を診断し、なりたい自分に近づけるサービスを提供していますが、お客様の声を聞くと、私と同じように
・派手な服を着て、悪目立ちしたくない
・イタい人と思われたくない
・目立つのはなんだか恥ずかしい
と思っている方が多くいることが分かります。
ただ「着てみたい」「やってみたい」という気持ちがあるならその気持ちを「放置」してしまうのは、もったいないように思うんです。
それに人の視線が気になって落ち着かないのは周囲にロールモデルとなるような人がいないから、というのも理由にあるのかなと思います。
自由に、自分の気持ちのままに楽しんでいる人がまわりにいない。
それなら、ロールモデルとなるような女性や男性が、たくさんいる社会をつくればいいのではなかろうか。まわりにたくさんいたら、安心して自分の「好き」を表現できるかもしれない。
そんな社会をつくるために、私は何ができるだろう?
そこで行き着いたのが、パーソナルカラーという「色」からのアプローチでした。
私はこの自分のサービスで「好き」を表現する大人をたくさん増やしていきたいと思っています。
夢のひとつ「100色」ブランドの立ち上げ
「色」を活用して、世の中をかわいいおじいちゃん・おばあちゃんで埋め尽くしたい!それが私の最終ゴールです。
その夢にむけて、ゆくゆくはこんな事業を展開してみたいなぁと思いました。
・40~90歳女性&男性に向けたファッションブランド立ち上げ
・女性は「ワンピ―ス」男性は「セットアップ」のアイテムのみ
・形はとことんシンプル
(ストンと着られるIシルエット、高齢の方でも着るのに手間取らない)
・色のバリエーションは100色(柄も順次導入)
・価格は1枚5,000円以下
・ボディラインがきれいに見える
(骨格パターン、襟ぐり、袖の開き、胸回り、着丈などを微調整)
・オンライン購入が苦手な高齢者も、病院や介護施設、コミュニティセンターなどお出かけ先で購入できる
・介護施設にいるおばあちゃんへのプレゼントにもおすすめ
(スタッフが着替えさせやすい)
70代の夫の母は「私たち世代が買える服を売っているお店って、ほとんどないのよね」とよくこぼします。みなさん、どこで洋服を買っているんでしょう。
だからターゲット層はあまり絞らず、私と同じ40代から、50代、60代、70代、80代、90代。死ぬまでずっとおしゃれを楽しめるようなブランドがあったらいいんじゃないかな、と思います。
特に、おばあちゃんと呼ばれるような世代の人がいろんな色の洋服を着るようになったら、その下の世代の女性たちも
「あんなふうに年を重ねても、おしゃれを楽しめるんだ。いいな」
と先輩たちをロールモデルに、自分も好きなファッションを自由に楽しめるようになるんじゃないかなと思っています。
自分のために、誰かのために、自分らしい表現を楽しむ
そんな世界は、風通しがすごくいいんじゃないでしょうか。
今すぐには難しいけれど、いつか実現することを目指していきたいです。
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