見出し画像

幸福度を上げるためのtool kit

noteは月に3本を目指しているのですが、今月は、怒涛のクリスマスイベントが続いているうえに、家族が次々と体調不良に陥り、なかなか思うようにアップできておりません。毎年冬になると、息子が幼稚園からウイルスの類を次々もらってくるので、恒例行事のようなものなんですが、今年は夫の体調不良が長引いているのがしんどい。そんな時に限って洗濯機が壊れたりするもんだから、いやもう勘弁して…。

気分が塞ぐ時、私は、気分を上げるために、tool kitと呼ぶべきものを思い出すようにしています。以前、こちらのnoteでハーバード留学中に取った”幸せの授業”(ポジティブ心理学という授業で、大学史上最多の生徒を集めて話題になっていた)のことを紹介しましたが、この授業のなかで、リサーチに基づいた即効性のある方法として、大事に書き留めていました。

ハーバードなんて言うと余計なプレッシャーを背負い込むだけなので本当のところは言いたくないのですが、この授業についてはやはり枕詞として使いたいと思っています。なぜなら、私自身が、”ハーバード大学で教えるくらいなんだから、ちゃんとした内容に違いない”と聞く耳を持ったから。

授業では、幸福の感じやすさというのは、人によって遺伝的にある程度決まっているということ、それを変えるのは難しい、ということをまずは教わりました(別々の場所で育てられた双子のリサーチなど)。

ただ、意識の方向性を変えれば、昔の自分と比べて幸福を感じやすくすることは、全く不可能ではないと。そして、具体的な方法を紹介しながら、どういう実験によってこれらが導き出されたのかの説明がされていました。

今回のnoteでは、その説明部分ははしょって、具体的な方法として紹介された内容のリストアップだけしてみたいと思います。

ちなみに、この授業を担当したのは、タル・ベンシャハーという先生ですが、当時、クラスのティーチング・アシスタントを務めていたのが、ショーン・エイカーという人でした。

大学のコンサートホールでやるほどの人気だったにもかかわらず、この授業は私が幸運にも居合わせることができた2008年を最後に終わってしまったんですね。ただ、エイカー氏はその後、「幸福優位(=幸せは成功に先行する)」という研究を元に本を出してベストセラーにもなり、人気トーク番組にも出たりして、今はベンシャハー氏よりも名前が知られるようにも見えます。

そのエイカー氏が時々メディアで語っていることも、基本的にはあの幸福の授業で教えていたことを元にしているので、今回のnoteでは、彼が語っていることも合わせて紹介したいと思います。

まずは、ハーバードの心理学の授業で教えてもらった、”魔法の薬”についてです。組み合わせることで効く、ということで、”魔法のカクテル”とも呼んでいました。

ここから先は

1,551字

スタンダードプラン

¥600 / 月
このメンバーシップの詳細

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?