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伝説を見た! ソール・スタインバーグ展

藤子不二雄や和田誠を始めとする

日本のレジェンドたちにも影響を与えた

伝説の芸術家、

ソール・スタインバーグの展覧会

「シニカルな現実世界の変換の試み」

が京都dddギャラリーにて開催中。

(会期:2023年8月9日~10月15日)

スタインバーグのことは、

雑誌『THE NEW YORKER』の表紙で知って

一目惚れ。
 

キュビスムの進化系とでも

呼べばいいだろうか!?


縦横無尽の作風に

強烈に惹かれた。


もっとスタインバーグのことを知りたい!

でも残念ながら、日本で出版されている本はない。

先日、カナダの書店で大きな作品集を見つけて

即買い!

カナダで買った作品集

重いし、62ドルと高額だが、

そんなことは言ってられない(笑)

そして、奇遇にも、

スタインバーグの展覧会が今、

京都で開催されているとの情報をゲット!


スタインバーグのファン&

京都芸術大学生の私としては、

絶対に外せない。


どんな展覧会なんだろう?


ワクワクしながら、入場!

会場のdddギャラリー

会場内は撮影OKのため、

私が撮った写真も交えながら、

レポートしようと思う。

実際に作品を見て感じたのは、

シンプルな線と

ユニークなタッチで

メッセージを伝えている、ということ。

そして、スタインバーグの作品には

壁がない。

親子づれの来場者もいたが、

子どもたちもすごく楽しそう。

どんな世代でも楽しめる展覧会は

そうそうない。

一見どれもコミカルだが、

楽しいだけでなく、

かなり辛辣なメッセージを含んだ作品もある。

でも、イヤな気分にならずに、

受け止められるのが不思議だ。


一つ一つじっくり見るほど、

じわじわ面白くなるのが、

スタインバーグの魅力!


この作品なんて、

槍の向きが逆方向なのが、また面白い!

目標通りに前へ進まない、

私自身を描き出しているようで

思わずクスっと笑える(笑)

キュビズムの進化系のようだと思った

スタインバーグの作品だが、

バロックやマニエリスムの雰囲気も感じる。


あの藤子不二雄や和田誠ら

日本のイラストレーターや、漫画家にも

大きな影響を与えているというのも納得。

ちなみに、この展覧会、

170点もの作品が展示され、

有名な作品も多数!

なのに、

なんと入場無料!!!!

これほどの展覧会が

タダで見られるなんて信じられない。。。

いろいろな意味で、

非常に見ごたえある展覧会だ。

遠方からでも、わざわざ行く価値あり!


最後に、私事で恐縮だが、

私も雑誌の表紙をイメージして、

こんな作品を描いている。

勝手にスタインバーグに親しみを感じている(笑)

この展覧会で得た刺激を活かして、

今度は、シンプルな線で

描いてみよう!


ヨーコJAPAN 公式ホームページ


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