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「食べない人たち--『不食』が人を健康にする」◆「飢え」とは何か

前回、不食と少食から常識を疑ってみようという内容で記事を書きました。


少食は今や広く一般の人たちに知られるようになりました。それは、健康法の一つとして、広まっています。

そして、前の記事に書いたように、これから激変する社会状況において、この一日一食や、人間そんなに食べなくても健康に生きられるという概念は、とても大切になるのではないかと私は思っています。(本当に近い将来の話ではないかと思っています。)

また、これから益々、常識にとらわれない自由な発想も必要になっていくと思います。

一方、不食は単なる健康法ではありません。

秋山さんは「ある意味、不食とは、人間は肉体的な存在でなく、スピリット(魂)であることに気がつくための練習なのです。」と書かれています。

その過程として、一日一食を勧めています。不食では飢餓感を感じることはなく、むしろ気持ちが良いのだとも書いています。

「どうしてそんなことが出来るのか。栄養学の常識では絶対にあり得ないことだ。」
 理屈がいっぱいに頭につまった人はすぐにそう考えます。そもそも理屈で考えたら、不食はできません。不食が可能かどうかは、頭でなく体が教えてくれます。これは知識ではなく、実際に試さないとわからない感覚の世界です。

  

秋山さんは、10代の頃より今の方が(初版平成26年時点)100メートルを速く走れたり、ペルーのマチュピチュ山を登った時には、水も持たずに、現地ガイドを追い越して一番に頂上に着いたのだそうです。

食べないで生きているだけでも驚きなのに、そんなに体力があるなんて、常識ではありえない話ですね。😲

さて、私たちが時に脅迫的に食べないといけないと思ってしまったり、必要以上に食べてしまうのは飢餓感からです。

秋山さんは飢えについて、このように書いています。

お金がもっとたくさん欲しい
今よりもっと高い地位が欲しい
人が知らない知識がたくさん欲しい
人が振り向くくらい有名になりたい
人が驚くくらい強くなりたい

などの心の飢餓感を挙げた上で、

人は食べ物だけに飢えるのではありません。これらも飢えです。(中略)最大の飢えは「愛」だと思います。なぜなら、すへての飢えのおおもとは愛の欠乏感にあるからです。愛の欠乏がさまざまに形を変えて、色々な飢えをつくりだし、さまざまな悩みや問題となって現れてくるのです。(中略)
 不食の究極の目的は、これらの飢えから自由になり、無条件の愛を手に入れること、あるいは愛そのものになることです。食べるか食べないかは、それほど重要なことではありません。

本書の最後にはこのように書かれています。

不食の人はもともと飢えることがないので、明日のことをあれこれ心配するより、いまを楽しむこと、いまを大切にすることを選択します。いつもあるのは「いま」です。いま以外には、時間は存在しません。


不食は健康法のひとつというより、生き方の選択であり、人生そのものを変えて行くことがよくわかります。


本書には、その辺りのことが詳しく書かれています。

また、不食によってどんな変化が起きたかという不思議話的なエピソードも興味深いです。

秋山さんと同じ法曹界に、もうひとり女性の不食の人がいて、その人との出会いのお話も面白かったです。

裁判所の判事を務めた後、大学の法学部の教授をされている方です。

宇宙エネルギーのプラーナで生きるなんていうスピリチュアル色のあることは、教養や科学的知識のない人が喜ぶトンデモ話だと思っている人もいますが、そんなことは無いのです。

何より、現実にそのように生きている人がいるという事実があります。

何度も書いていますが、今や、精神世界(の一部)は、科学的な世界と融合しつつあります。自然科学の一端だと思います。

不食については、実践していない私があれこれ言う立場でもないので、関心を持たれた方は是非ご一読ください。

秋山さんがおっしゃるように、食べるか食べないかではなく、生き方について考えるための一冊になると思います。

秋山さんの他に、森美智代さん、山田鷹夫さんが一章ずつ執筆されています。

興味深いお話がたくさんあります。今、自分の方向性が何か違っている…という感覚のある方には特にお勧めです。

ここからは私の個人的な話です。

前回の記事を書いた翌日、YouTubeで今までに見たことのない女性アナウンサーのチャンネルがおすすめに上がってきました。

音声だけのラジオ形式のものだったのですが、何気なく聞いていたら、その番組の中でそのアナウンサーも一日一食を勧めていました。

わぁ、シンクロだなぁ…と思って聞いていました。

やはり、一日一食でとても調子が良いとの話でした。一日一回だけ、食べたいものを食べたいだけ食べて、甘いものも食べるけれど、体重も減っているとのことでした。

そして、今日この記事を書いた後に、以前に何回か見たことのある別のチャンネルがお勧めにあったので、やはり何気なく開いて見ていたら、そこでも少食の話が展開していました。

そのユーチューバーさんの周りに30日の断食をしている人たちがたくさんいるとのお話で、「わっ❗️またそっちの話⁉️」と思いながら聞いていました。もうそんなに珍しい話ではないのですね。

そしてなんと、やはり今後の社会情勢とも絡めて少食の実践を勧めていて、同じようなこと考える人がいるんだなぁと、ここでもシンクロを感じました。

こんなに続けてシンクロが来るのは、「あなたの食生活、考え直してごらん」というサインかもしれません。😅…と素直に受け取りました。

私自身、一日に食べる総量は少ないのですが、ちょこちょこ食べる癖があったので、空腹の時間をもっと作ってみようかなと思っています。

中田敦彦さんが参考にしている健康法の本によると、16時間食べないようにすることで、健康になったり若返りができるとか。

健康法に諸説あり、なかには全く真逆の話もあるので鵜呑みにはできませんが、試してみるのも面白いです。

…ということで、

2回に渡り不食について考えてみました。何かの参考やきっかけになれば嬉しく思います。

飢餓感については、宜しければこちらもお読みください。

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こちらはYOKOのオリジナル曲 Beautiful World です。動画を作り始めたばかりの頃、かなり頑張って作りました。


ではみなさん、どうぞ良い週末をお過ごしください。😊

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