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五十嵐カノアの彼女になる覚悟はあるか

気づけば、前回の記事から6ヶ月くらい経ってしまった。

寒くてブルってた2月は終わり、いろんな意味で歴史的なオリンピックも終わりを告げた。(パラはこれから)

今じゃ暑すぎて家の中でも一人でブチ切れそう…。と思ったら、突然雨降りまくって寒くなってきた。地球も「いい加減にしろよ!」と怒ってるようだ。そりゃそうだ。

地球様の怒りに比べたら、わたしの怒りなんて、そりゃもうちっぽけでしょう。でも、そんなわたしの毎日にも、それなりに色々ある。

書いてないこの6カ月の間も、まあ色々あった。むしろ、ここに書くのが億劫になるくらい…ってのは嘘。単なる「書く書く詐欺」をしてただけ。

そんな書く書く詐欺に手を染めていたわたしが、オリンピックの新競技「サーフィン」で大活躍した五十嵐カノア選手を応援しながら猛烈なある感情に襲われた。今回はそのことについて、記録しておきたい。

人生に対するイライラを
オリンピック観戦でデトックス


ありがたいことに、この6カ月の間、遠距離恋愛中の彼氏とは2回も日本で再会することができた。ミッション・インポッシブルのトムクルーズばりの奇跡どちらも彼の仕事都合だったが、さすがコロナ禍の帰国。帰国してからも、なにかとせわしなかった。

海外から日本へ帰国したときの彼とわたしの流れはこんな感じ。

[ 帰国後の流れ ]
・日本到着
・速攻PCR
・空港近くのホテルでPCR結果待ち
(確か2日)
・PCRの結果チェック
(陰性でひと安心)
・2週間の自主隔離(日本到着日からの日数)
・やっと再会
・仕事が終わり次第、すぐサヨナラ(空港での別れは、誰でもドラマ並みに切なさが加速する)

なので、会えてうれしい♡と思うのもつかの間。すぐにバイバイまでのカウントダウンスタートしていく。だから、感情のジェットコースターが大忙しなのだ。

むしろ、彼を最後に空港で見送ってからが大本番。

「次はいつ会えるんだよ…。」という不安の波がどどどーっと押し寄せてくる。この波を乗りこなすのが、至難の技。プロサーファーでだって、立ち上がることが困難だろう。

6月、2度目の再会後。「秋には多分また会えるから…」なんて淡いタラレバを彼から電話越しに言われても、心ここに在らずのわたし。

「コロナはいつ終わるか分からんし、ワクチンも打たなきゃだし、こんな疲れる関係はいつまでも続けられないから私の仕事を変えるしかないし…。」なんて、すぐに解決できないことを考えつづけていたら、脳みそも心の中も、う○このように腐り始めだした…。

そんなカビまみれになりかけた時に、出会ってしまったのだ。

東京オリンピック2020のサーファー日本代表選手 五十嵐カノアに。

カノア選手のオリンピックでの活躍ぶりは皆さんご存知だと思うので、その辺は割愛させていただく。まあ、なんだ。あれだ。とにかく、カノア選手はパーフェクトなのだ。

若くて、爽やかで(犯罪級のスマイル)、カッコよくて、誠実そうで(本人と会ったことはないが)、家族愛もあって(本人と会ったことはないが)、5か国語話せて、そして世界屈指のサーファー。

彼は、無敵だ。
彼の全部が、メダリストだ。

だとしたら、この「パーフェクトカノア」 に選ばれる女性って誰だ?

好奇心が止まらず、サクッとSNSでストーキングをしてみた。(インスタとかTikTokをザーッと見たということ。こんなの、お茶の子さいさいだ)

いました、彼女。めちゃんこ美人。
こちらも余裕でパーフェクト金メダル。


モデルさんか?米粒みたいに小さなお顔。インスタの投稿文から判断するに、ポルトガル語と英語を話すようだ。

そして、女神のように美しい彼女とその横にいるカノア選手の映え過ぎてる投稿を見ながら思った。

文句なしの最強カップル。
だけど、彼女はものすごい辛い時もあるんじゃないだろうか…。

なんてたってカノア選手は、世界トップクラスのサーファーだ。東京オリンピック2020が終わった直後、彼が飛んでいったのは、彼女が待つポルトガルではなく、メキシコ。次のサーフィン大会の会場だ。

オリンピックでメダル獲得という歴史的快挙を成し遂げても、愛する人の元にすぐ飛んでいってハグをすることもできない。

コロナさんよ、いい加減にしてあげてよ。

今回、カノア選手が銀メダルを獲得したその日の夜、カノアと女神(彼女)はそれぞれインスタのストーリーでお互いのことを投稿していた。まるで、世界中のみんなに、2人の絆を見せつけるかのように。

メダリストとその彼女。
それは、世界が羨む存在。

でも、世界中のフォロワーに「これが僕の自慢の彼女!」「これが私の最強彼氏!」と言い放っても、その夜彼らが直接会うことはできない。

コロナさんよ、勘弁したってや。

インスタを無駄にスクロールしながら、カノア の帰りを待つ彼女の気持ちを考えたら、なんだか胸がいっぱいになった。

もちろん、わたしの彼氏は、サーファーではございません。わたしも、絶世の美女ではございません。

でも、それでも、簡単に会えない苦しさは分かる。コロナのせいで、にっちもさっちも行かない歯がゆい気持ちは痛いほど共感できるのだ。

ということで、わたしは、世界を飛び回るサーファー五十嵐カノアの彼女として覚悟を決めてお付き合いをつづける彼女を応援したい。


「カノアもすごいけど、カノアと付き合ってるあなたも相当すごいです」


そんな想いを込めて、彼女のインスタをポチッとフォローしておいた。


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