無農薬有機栽培に挑戦して、自分の価値観を振り返る
先々月からレンタル農園生活を再開しました。以前からずっとやりたかった、無農薬有機栽培に挑戦です。
2018年から区のレンタル農園をしていたのですが、コロナ社会になってあまり遠出が出来ないことからか、ご近所満喫需要で申し込みが殺到してしまい、ここ数年は抽選に落ちて週末農園生活から遠ざかっていましたのですが、4年ぶり?に再開です。
無農薬有機栽培の『シェア畑』に申込み
畑ロスの思いも他のことでうやむやに紛らわしてきたのですが、、
たまたまポストに入っていたシェア畑のチラシ記載の見学会にそっこー予約して、即日申込み。
ずっと、シェア畑の存在は知っていたけれど、値段の高さを理由に敬遠していた私が、即日申込した理由として大きいのは、無農薬有機肥料での栽培が出来ること。
以前、私がお世話になっていた区のレンタル農園は、農薬使用を基本としていました。良い・悪いとかではなく、農家として生計を立てている方が運営するレンタル農園だったこともあり、「売れるくらいきれいで美味しい野菜を作れること」を大事にしていたように感じました。
畑にはたくさん虫がいます。虫がつくと野菜が上手に出来ないからと農薬を使います。でも自分が育てている野菜、子どもたちと一緒に作業する畑で、農薬をまくというのはとても嫌だった。自分の畝はあまりまいていなくても(バレると怒られるのですが)、他の畝の大事に大事に野菜を育てている人が農薬を撒いているのも嫌だった。うまく表現できないけど「なんか嫌」と思っていました。
なんか嫌だ、って常々思っていたので、シェア畑が、無農薬・有機肥料と知ってやりたい熱がググググッとアップ。
自転車で15分という近さ、案内してくれたアドバイザーさんの素敵なお人柄もあって、家族満場一致で申し込みしました。
「なんか嫌」という価値観を大事にする
夏という季節なのもあって、初めてすぐなのに、たくさんの夏野菜が収穫出来て嬉しいです。収穫したものを、いざ料理する段になって改めて、「なんか農薬撒くのは嫌だな」と思っていたあの感覚を思い出すともに、無農薬野菜ということへの安心感をえました。
以前の畑の収穫後は、「自分で農薬をまいた」と分かっているからこそ、スーパーで購入する以上に、野菜を洗うことへ意識が向いてしまっていたように思います。レタスなど生で食べる葉物野菜は特に心配でした。
いまは「農薬がぜったいついていない」とわかっているから、さささと流す程度に洗っています。
あのとき「なんか嫌」と思っていた気持ちを改めて正しかったと思えるし、「なんか嫌」と思ったらその価値観を大事にしなくちゃいけないという、暮らしの中での色々な判断基準になるということも再確認できました。
「無農薬・有機肥料は上手に作るの難しいよ〜」とアドバイザーさんにも言われてるので、覚悟して取り組むとともに、「なんか嫌」という価値観を大事に過ごしていきたいと思います。