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長男の小学生時代を振り返って(2007/4~2013/3)

こんにちは(^^

今回は、この第8章のラスト。長男の小学生時代(2007/4~2013/3)を振り返り、息子たちや私自身、家族や価値観について、書き残したいことを自由に綴ってみます。

前回までのお話は、こちら ↓


長男小4「1/2成人式」(2011/3)

長男の小学校、思い出はいくつもあるのですが、振り返って強く印象に残っているのは「1/2成人式」と「感謝の集い」。

4年生は10歳。最後の参観日。長男から「招待」のお手紙を受け取りました。

児童ひとり、ひとり、全員が「将来の夢」を発表。

保護者も数人、感想や子どもの頃になりたかった夢を話し、とてもアットホームな感じで、希望にあふれた、あたたかな時間でした。

当時も、それぞれの発表や育ちに、とても感動していたのですが。

10年後。感染症の影響で、現実の「成人式」開催が、見合わせや先送りされた世代になりました。まさか、そうなるとは予想していなくて。

2021年1月。長男 T は、対人恐怖の感覚がぬぐえず、人込みは苦手、もちろん開催されても欠席が前提でした。

T 小4の、あのタイミングが、私の経験した疑似「成人式」の思い出となりました。改めて、当時の行事に、とても感謝しました。


長男、若干のいじめられ経験

T、小6の冬。

いつからか、ターゲットに、なっていた時期があったようです。

特定の子からの、割とオープンな意地悪やディスりが、たぶん、徐々にエスカレート。

野球部の子、雪玉を何度も投げてくる。からかいから本気のように投げつけられて、T 本人が、泣いて怒り、ようやく発覚。

低学年から同じクラスだと、そうはしてきません。フラットな関係。

高学年でクラスメイトになった児童でした。関わり方のアンバランスさ、周囲の理解に、支えられていること。

親として、考えさせられる体験。

その子は、わが家に直接、自分で電話をし、泣きながらも、きちんと謝ってきました。担任や保護者に促されたのかな?

実は、とても感心しました。勇気のある行動力に。

だけれど、私は T の保護者。

じっと話を聴き、泣いている雰囲気も、充分に感じ取りながら「電話ありがとう。T は出たくないって。おばさんは T の親だから、やられたことは許さないよ。」と優しく伝えて、電話を終えました。

ビビらせたよね、ごめんね。

言葉では「許さないよ」と発言したけれど、本当の気持ちは、別。

こういった経験をすると、T は幼いんだな、と痛感。でも、それが現実。

みんな、経験を糧に、まっすぐ育ってほしいな、と願って。


「感謝のつどい」と卒業

とても印象に残っていること、もう1つ「感謝のつどい」。

当日は、子どもたち成長のスライドショーに、児童の生バイオリン演出で、とてもびっくり🎻。

歌声の美しかった、この学年の子どもたち。合唱祭に、何度か立ち会ってきました。

学年PTA役員の方がとても有能で、親側からのお礼として、思い出の曲を、親が合唱メドレーで披露する計画を実行。

事前の練習に、なんどか体育館をお借りして。

家では各自、譜読みや音源を使って練習しました。その時に配られた音源には、ある保護者によるクラリネット演奏や、ピアノ演奏が入っていて。

私は、湯船で、繰り返し歌の練習。

憶えている曲は「my favorite things(私のお気に入り)」

「見えない翼」

ものすごく感動的で、あたたかな思い出になりました。


支援学級での「卒業を祝う会」にも呼んでいただきました。

校長先生も隣席。長男は、当時ハマっていた「ルービックキューブ」を披露。

支援級側の3年生元担任は、色紙を渡したら、その場で抱えて、泣き崩れちゃうほど、ずっと可愛がってくれていて。

そして卒業式。

紅白の幕、ピアニカや大太鼓の音色があった風景。

過去の担任取材に奔走した、親子参加の華やかな「謝恩会」。

担任たちもそれぞれ本当に可愛がってくれて、まともに泣いていて。

とても幸せな境遇でした。


私の装い力アップ

この小学校に通わせている期間、私は、自分の身なりや服装について、以前よりも関心をもち、少しお金をかけてみたり、場に馴染むために変化させていきました。

保護者層に、ラフなジーパン姿の人がほとんどいなくて。かといって、かっちりスーツでもなく。さらっとスタイリッシュで美しいんです、みなさん。

何というか、適当なところが分からなくて、難しくて...(汗)

いくつかのデパートへ、洋服を見に行き出したのは、長男が小学生時代のこと。最初は、とても勇気がいりました。

Sサイズコーナーで、自分のサイズ感、年齢層にあった装いやブランドを、少しずつですが知っていきます。店舗スタッフと馴染みになり、相談に乗ってもらえて、本当に助かりました。

当時は、デパートのセール時期を活用してみたり。カード会員になった時期もありました。

自分へのお小遣い(毎月2万円でした)を軍資金に、一時期は洋服メインに使い、自己投資していました。

今でも、リアル・デパートは苦手。私にとっては、基本お高いので(笑)。

でも、しっくり合うと、とても長持ちするし、着ていて、とても気持ちが良いんですね。

現在では、お気に入りブランドや、プチプライスのジャストサイズ服を、吟味しながら、主にネットショップで購入しています。567禍では通販、本当に重宝しました。

数か月前、久しぶりにデパートへ、仕事用のコートを見にいったのですが、Sサイズブランドが総入れ替えし、お気に入り店舗が丸ごと無くなっていて、びっくりしました...。


住宅ローン繰り上げ返済を繰り返す

この時期に、夫婦で頑張っていたのは、住宅ローン返済も、です。

子どもが小学生のうちに完済するぞ!と大まかにイメージ。次に来る「教育費」へ、住居費分を充てたかったのです。

10年での完済を目標に、数年に1度は繰り上げ返済し、トータル3回、繰り返しました。

我が家の場合、およそ100万円ほどで、繰り上げ手数料の元が取れる感覚でした。夫のボーナス2~3回分の余剰を多めにストック。余裕が出来たら、すぐに支払ってローン残高を下げていきます。

私は働いていなかったため、主に家計管理と生活費の倹約と工夫で、なるべく貢献していきます。

当時は、住宅ローン金利、2.4%くらいだったような...

ローン残高が減少すると、目に見えて、毎月の引き落とし額が減少するので、家計に優しく、数字のゲーム感覚でした。

ローン最終回は、2013年7月。残額を一気に支払っての完済。スッキリし、とても嬉しかった記憶です。13年目での完済でした。

夫は、背負うもの、縛られるものが減り、かなりホッとした様子でした。

教育的豊かさについて考える

長男が、こちらの小学校へ通っていた最終学年。次男は地元の小学校に入学し、ふたつの環境を見比べられる立場にいました。

同じ市内の、公立小学校どうし。どちらも穏やかで良い学校です。

長男の小学校では、思いきり能力を引き上げてもらえている感覚があり、実力以上に恵まれた環境にあることを、更に肌で感じていました。

次男の通う、地元S小学校のほうが、もう少し気楽な感じで、肩のチカラを抜いて、付き合っていける感覚がありました。

その分、至らないところが理解できたり、工夫の余地を感じる部分がありました。1年生の保護者だったので、表立って言うことは無いけれど。

同じ地域に暮らす、同じように上の子を別校区の小学校へ通わせていた方がいます。下の子も、同じ教育環境を求めて、兄弟そろって越境通学を選択していました。

次男には、同じ選択をしなかった我が家。今後5年間、通わせるだけの気力が無かったことも事実で。

私は、地域の方々と知り合いになりたくて「家庭教育学級」に所属。

長男のときには、お世話になりっぱなしだった「読み聞かせボランティア活動」。次男の小学校での募集を知り、恩返しのごとく、率先して参加しはじめます。

受け取りっぱなしだった愛情を、表現していきたい、という気持ちが、自然と湧き上がっていました。

長男の小学校で得ていた「環境が育てる」の恩や手法を、次男の小学校では、活かしていく流れで、私の行動や選択は進んでいきました。



そのお気持ちが、もう嬉しいです♡ お互い幸せに、栄えていきましょうね(^^