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先生との相性

息子も学年が上がり、クラス替えがあった。
担任の先生も新しくなった。

どんな先生が担任になるかは、
親にとっては大きな関心事。
できることなら、
我が子に合う先生と巡り合えたら、と思う。

自分が小学生だった頃を振り返ると、
一番好きだった先生は、
小4の担任で、新任の若い女の先生だった。
クラスの団結やチームワークを大事にする先生で、
運動会やドッジボール大会は
クラス一丸となって燃えるような
クラス運営をしていた。
大人になってから、
そういうクラスを、面倒くさいと思っていたと
言う人もいることを聞いて驚いたけれど、
当時の私は大いに感動し、楽しい思い出になった。

先日、息子のクラスの保護者会で、
新しい担任の先生の自己紹介を聞いた。
何校も渡り歩いてきた経験のある先生だが、
そのキャリアのスタートは、特別支援学校での教員だったという。
そこでの数年がとても楽しく、人生観が変わった、と仰る。
人にプレッシャーを与えない優しい雰囲気に、
納得する。

我が息子は、少し繊細なところがある性格。
人から言われることに弱いし、何かと心配性で自信がない。
この先生なら、息子のことを理解してくれるかもしれない。
特別支援学校で、そこでの毎日が楽しかったと言う先生なら、
繊細な生徒への感受性があり、
もしかしたら、ご自身にもそういう一面があるのかもしれない。
そんなことを想像し、ちょっと安心した。

先生と生徒であっても、所詮は人間 対 人間の関係。
ベテランだとか、授業がうまいとか、熱意があるとか、
教員としてのベースの素養もあるけれど、
やっぱり一番大事なのは、その子と相性が合うかどうか。
大人の人間関係とさほど変わらないのではないかと思う。

先生は友達ではないけれど、
でも、仲良くなれたら、心通う人間関係が築けたら、
それはとても幸せなこと。

新学期が始まって一週間、
息子はとても楽しそうに学校に通っている。

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