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父の体験記 その5 第四話 道路上の犬の死骸(しがい)は石と同じ危険

これもタクシー乗務中の出来事でした。

深夜午前二時頃でした。

大阪は北区より枚方へお客様をお送りしての帰り道の事でした。

場所は国道一号線の枚方は菊ヶ丘の交差点より二〇〇メートル位大阪寄り付近でした。片側二車線の道路でした。丁度道路の中央付近に大きな何かが有るのに気付きました。

夜中の事でもあり見通しも悪くてヘッドライトで なにか障害物を確認できたのは百メートル程手前の所でした。

慌(あわ)てて避けようとハンドルを切ったものの少しばかりスピードが出ていたもので完全に避け切れず障害物に乗り上げてしまいました。

障害物が犬の死骸であるのに気付いたのは障害物に乗り上げる一瞬前でした。

その反動でバウンドして左端迄飛ばされ 危うく側壁に衝突する所でした。

幸いにも周囲に車が走っていなかったので良かったのですが 若し左側に並行して車が走っていたら衝突して大事になる所でした。

これもたまたま深夜の出来事で車も少なかった事が幸いしたと思います。

何れにしても安全運転をするにはスピードを控える事が一番大事だと思いました。

それと犬の死骸は石ころと同じ位危険だと思い知った事でした。



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