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3つの効果がある「モーニングノート」

あっという間に2022年も半分が過ぎてしまいました。「何もできなかった」と感じる人がいるかもしれません。私もその一人ですが、できていることも必ずあるはずです。私自身は2年近くにわたり5時起きを実践してきました。これだけでも「できたこと」に入るのに、私たちはそれを見逃しがちです。

私は2020年8月1日から「Challenge手帳朝活」という、朝起きて集まる朝活の会を主宰しています。2021年8月からは「自習朝活」と称して最大1時間、自分が取り組みたいことに取り組む時間を設けています。

そもそもは手帳講師として活動し、その延長線上で思いついた取り組みでした。スタート時は30名以上在籍しましたが、少しずつ卒業されていかれる方が増え、現在は10名弱の方たちとZoomに集まり時間を重ねています。

この取り組みはもしかしたら、つまらない取り組みかもしれません。だって主宰者側の私は時間管理が中心で、何かを提供することはありません。むしろ自分で取り組む内容を決めてもらい、それを淡々と取り組んでもらっています。

「手帳で1日のスケジューリングを」が当初のテーマでしたが、だからと言ってその取り組みは強制せず、個々にゆだねてきました。「自分の楽しみは自分しか分からない。だとしたらそれは自分で決めることだし、強制はしたくない」という理由からです。強制ほどしんどいことはありません。

何より、参加してくださる一人ひとりの生活スタイルは違っているからです。年代も住む場所も違う仲間が集います。そのバックボーンも様々です。だから「本当は掃除したかった」「お弁当作りたかった」などなど、その人の望む取り組みも違うからです。

私自身は最初は手帳を開く、読書、勉強、講師として登壇するときは化粧や食事の時間に当てています。最近だとベランダ菜園の水やりや、飼い猫が換毛期のため床のモップ掛けも。でも最近、もっとも気に入っているのは「モーニングノート」を書くことです。

きっかけ

モーニングノートとは、ジュリア・キャメロン氏のベストセラー「ずっとやりたかったことをやりなさい」で、起床後すぐにA4のノート3ページに自分の頭に浮かぶことを書いていきます。

きっかけは、私が好きなブロガーの竹久友理子さんのブログを読んでからです。彼女も今年に入ってから新たな取り組みとして始められたことを読んでいましたが、最初は半信半疑でした。

https://takehisayuriko.tokyo/2022/02/03/17524/

今年のゴールデンウイークだったのですが、携帯電話をなくし笑、電車で読む本をチョイスした際に手に取ったのが、この本でした。実は2年半ぐらい前に購入していたのに読まずじまい。一度はメルカリ行きにしようと思っていた一冊を手に取る日が来たのです。

読んでみると友理子さんがハマる理由がなんとなくわかり、ピンときてしまい始めてみることにしましたが、手書きで書くのがなんと新鮮なことか!

そもそも最近はペンで紙に何かを書く人は少なくなっているように感じます。私が学生の就職支援に入ると、だいたいの学生はWordに打ち込んだ用紙を印刷して持参するか、パソコン自体を持参して立ち上げてそのまま画面を見せるかといった対応をしますから。手書きという行為自体は減っている感じがします。

だからこのモーニングノートをつけるのは大変かもしれません。だって、ノートはA4指定、しかも3ページ書きなさいと指示があります。もちろん忙しい日は1ページ程度で済ますときもありますが、3ページ書こうとすると、本当に時間がかかって仕方ありません。自分自身の最短記録は3ページで45分でしたが、通常は1時間から1時間半はかかることのほうがザラです。

先日も1週間ほど書けない日が続きましたが、それでもやっぱりやりたくなるんですよ。その効果が実はあるんです。ここからはその3つの効果について簡単に説明しますね。

気持ちが整理される

人間なので思うところがありますよね。あったまくることも、うれしかったことも。それをつらつらと書いていくだけなんですね。しかし書いているうちに違った想いとか、本当の思いが出てきます。要は玉ねぎの皮をむき散らかしていきながらも、整理整頓していくイメージです。

基本的にネガティブ思考であれこれ悪いことを書き連ねていくと、それは表層の部分であって、本当の思いや願い、希望が見えてくることもあります。だって不満や不安、心配といった感情は、必ず何らかの願いが満たされていないから生まれ出てきますからね…。

同時に、気持ちが無になる感覚が生まれます。写経ってお経を写すことだけど、集中して書く感覚は写経に近いのかもしれません。とにかく出るに任せていくだけなのに、自分の気持ちが整理されていきます。

感情の抑圧が止まる

私たち現代社会に生きる人間は、ともするとものすごい感情を抑圧している可能性が高いです。子供のころから「あれやっちゃダメ」「これやっちゃダメ」と言われて、社会適合させようと努力してきたのではないでしょうか。本当は泣きたいところでなけなかったり、悲しみをなかったことにしようとしたりしてきた方もいるはずです。書いている当の本人もその一人。

だけど書いているうちに、自分の本当の感情と向き合わざるを得なくなります。出るに任せるから笑。ちょうど友人との関係性に悩んでいた時に、このノートを書いているうちに、その友に対して感謝の気持ちと申し訳なさが湧いてきたと思ったら、気づくと号泣していました。

つまりモーニングノートは、自分を解放していく一つの手段でもあるのです。

出せる体になる

さらに驚くべきことが。自分自身の感情開放を認識した後から、お通じが良くなったわけです。それまではまあまあ腸内環境はよかったほうですが、最近今一つ爽快感がなく、ちょっぴり悩んでいました。それがこのノートを書くようになってから、少しずつ好転している感覚が得られているのです。

インプットとアウトプットに例えると、外側で何かの出来事が起こり、自分が反応し、何らかの感情が起こって抑圧するからこそ、ため込んでしまうわけです。体も、食べ物を食べて、栄養を取り、残ったものが便として排出されますが、感情を抑圧しているとため込みやすくなるのかもしれません。それは同じ人間がしているからほかなりません。

モーニングノートは感情という心を開放をすることで、実は体も解放していく効果があると実感しています。

この文章を書いたのが7月1日。モーニングノートは朝を推奨していますが、別にいつでもいいみたいです笑
なのでこの週末から始めてみるはいかがでしょうか。


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