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ちょっと長めの自己紹介

一つのことをずっと続けるということに、苦手意識があった。

転校生として育ったことが影響していると思っている。
「転校」することで、途中で強制リセットできることに何処か快感を感じながら生きてきたように思う。

そんな私が気づいたら20年以上一つの仕事を続けている。それがコーチング。
コーチングとは20代後半、上海で働いていた時に出会った。

コーチングとの出会いin上海

当時、私は外資系のコンサルティング会社で働いていた。社員300名に対して日本人二人。刺激的ではあったが、言葉も通じずそれほど心を開くこともできない中で、漠然とした不安をいつも感じていたように思う。

そんな時、アメリカでコーチングを学んだ人に会う機会があった。
その人から初めてコーチという仕事を聞き、人の夢や目標を達成するのをサポートする仕事だと聞いた。その言葉はその方の魅力とも重なり、とてもキラキラして、惹きつけられた。
でも、生意気だった私は素直に受け取れず「なんですか、それ!?」と斜に構えて返答をしたら、その人が「じゃ、コーチしてあげるよ」と言い、コーチをしだしたのである。

何をされるのかドキドキしていると、その人は
「もし日本に帰ったとして、何をしてもいいとしたら、あなたは何がしたいの?」「あなたが本当にやりたい事はなんですか?」

とただ質問をしただけ。
でも、私はそれに答えることができなかった。

問われることの面白さ


確かに、問われたことはずっと悩んでいたように思う。でも真剣に考えたことはなかった。
結局その場で即答はできなかったけれど、もし、今質問されたことが私の中で明確になったら、私の人生はもっと面白くなるかも、とドキドキした。

その後、日本へ帰国し、ご縁あって立ち上がったばかりのコーチング会社に入社。そこでパートナーとも出会い、結婚。と同時に地方都市へ転居した。

結婚したらコーチとして独立しよう・・・なんてことは実は考えてもいなかった。ただ、地方へ引っ込んだ私を心配してくれた先輩コーチや友人たちが、一人、二人とクライアントを紹介してくれたのである。
そんなご縁に逆らわずに続けたことで、気づけばコーチとして活動するに至った。

・・・・・・・・・

一期一会が背中を押してくれる

あれから20年が経ちました。2006年には教師だったダンナも退職してコーチとして独立。組織も法人化しました。2011年にはコーチたちの集いの場になればとコーチング・ステーションというセミナールームを持つこともできました。2014年には今までの経験をもとにコーチングスクールを立ち上げました。2018年には本も出版させていただきました。

でも、私自身は、変わらず、ずっと自信がない。
今までコーチングがうまい人には何人も出会い、その度に自分の才能のなさを自覚したし、コーチとして関わっても自分の力では何も変えられない現状に直面して無力感を感じることは何度もありました。そんな時は転校生だった頃の自分のように、およびでない自分に逃げ出したくなる感情が湧いてきました。

でも、そういう時に限って、困難な中勇気を出して前に進むクライアントさんの姿を見たり、チャレンジとなるような講演の話を紹介してもらったりなど、歩みを止めるわけにはいかない【一期一会】がありました。

途切れることのないつながりの中で起こる【一期一会】の出会いや発見に支えられ、なんとかここまでコーチングを続けてきたように思います。

このnoteでは、そんな私の日々の【一期一会】を書き記していければと思っています。私自身が支えられた様々な形の【一期一会】が、今度は読んでいただいた方の背中を押すことになればいいなと思います。

https://kyoso-coaching.com






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