【マインドフルネス】妹が歯ぐきを捻挫した話
「”マインドフルネス”という言葉は聞いたことあるけど、よく分からない」
「マインド? フルネス?
・・・スピリチュアルなもの?」
マインドフルネスのイメージについて、よく言われることです。
『マインドフルネス』とは何なのか?
また、マインドフルであることによってどんなメリットがあるのか。
私の妹が歯ぐきを捻挫した話をもとにお話しさせていただきます。
こんなアホみたいなタイトルですが、そこそこ真面目に。。。笑
養護教諭の妹が歯ぐきを捻挫しました
「歯ぐき捻挫したら、めっちゃ痛いよ。」
そう妹からかなり熱弁されたのは、もう2、3年前のこと。
「え?足みたいに歯ぐきも捻挫するんや…笑」
話を聞いた時の衝撃は忘れられません。
歯ぐきを捻挫したなんて話を聞くのは
きっと一生に一度。この時ぐらいでしょう。
当時、妹は新卒ホヤホヤの養護教諭1年生。
右も左も分からぬまま、4月は怒涛の健康関係書類の準備や点検。
その上、栄養教諭がいない学校だったので、給食関係のお仕事(アレルギーの調査や給食の発注)なども行っていたそう。
真面目で一生懸命な性格の妹。。。
言葉通り『歯を食いしばって』頑張っていたんです。
そして、あり得ないほどの力で奥歯を食いしばっていたことに、なんと自分では気付いていなかったそうです。
毎日ストレスで歯を食いしばり続けた妹は、ある日激痛に襲われます。
虫歯かな?と思って痛み止めを飲んでも効かず・・・
激痛で眠れない夜を乗り越え、行った先の病院での診断は【歯ぐきの捻挫】
ありえないようで、本当にあった怖い話。
マインドフルネスとは?
上記の通り、マインドフルネスとは
『意識的に今この瞬間に判断を加えず、注意を払い集中することでの気づき』
です。
この文章、言葉だけで理解しようとすれば難しく感じるかもしれません。
今回は「気づき」という言葉をマインドフルネスにとって大切なキーワードとして取り上げて、話を進めていきます。
妹が歯ぐきを捻挫したのは、なぜか。
それは、仕事のことに意識が向き過ぎ、頭で考え過ぎていたから。
自分の体の状態に意識を向けられず、体が(歯ぐきが)悲鳴を上げていることに気付かなかったのが原因です。
もし、奥歯に力が入っていることに気付き、何だか口周りが疲れているなあ、と気付いていれば「噛みしめていた力を抜く」という行動の選択ができたはずです。
力が入っていることの原因が、仕事量や仕事のストレスだということに気付けば「周りを頼る」という行動の選択もできたかもしれません。
歯ぐきの捻挫を経験することは中々ないかもしれませんが、私たちの日常にもストレスを感じる瞬間はあり、それに対して心や体は少なからず反応しています。
『考え事をしながら買い物をしていたら、買い物袋を持っていた腕や指がいつの間にか痺れていた。』
『子どもの行動にカチンと来てしまい、つい怒鳴ってしまった。』
『同僚から言われた言葉が気になり、無意識にずっとそのことを考えている。そして眠れない。』
いつの間にか・・・
つい・・・
私たちは無意識のうちにストレスをため込んだり、自分の体や心を後回しにしたりしがちです。
そして体に反応が出てから心が限界だったことにも気づく、なんてこともあります。
でも本当は、そうなる前に気づきたい。
体が限界を迎える前に
心が限界を迎える前に
体調の些細な変化や感情のさざ波をキャッチすることで、どこか冷静に対応を考えたり、行動の選択肢を広げたりすることができます。
マインドフルネスを通して、気づきの感度を高める
マインドフルネスの実践を通して、まずは五感で感じることに意識を集中します。
何となく感じるのと、意識して感じるのでは、感じ方が全く違います。
マインドフルネスの実践を積み重ねることで
『気づきの感度』を高める。
そうすると体の状態や感情の波の些細な変化、さらには無意識の『思考のクセ』や『思い込み』にも少しずつ気付けるようになってきます。
気づきの感度を高めることのメリットは、体の変化や負の感情に対応するだけではありません。
いつも見過ごしてしまっていた、小さな幸せにも気付く。
当たり前だと思っていたことが、ありがたいことだと気付く。
マインドフルネスは、日常に彩りを与えてくれるものでもあります。
ここまで長くなりましたので
この話の続きはまた今度。
近いうちに・・・。
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