マインドフルネスとの出会い
休職することになった時
私の気持ちはどん底でした。
【休職してしまって申し訳ない】
【私は誰の役にも立たない、価値のない人間だ】
そんな思い、考えから抜け出すことができずにいました。
自分の気持ちをどうにかして整理したいと思った私は、ノートに自分の気持ちを思うがまま書いていくことにしました。
『ここでくじける自分があまりにも無力すぎる』
『逃げているだけ』
『周りに迷惑をかけすぎている』
『子どもや保護者の気持ちは?』
ネガティブな言葉が溢れて止まりませんでした。
ある日の通院で、ノートに書くことで自分の気持ちと向き合っていることを担当医に話すと
「自分と向き合いたいなら、あべさんは『マインドフルネス』が合っているかもしれませんよ。」
この一言がマインドフルネスとの出会いでした。
以前からマインドフルネスを知っていたわけではなく、この瞬間が初耳だったのです。
家に帰り、さっそくマインドフルネスについて調べてみました。
『瞑想?やってみるか。』
YouTubeでマインドフルネスを検索し、誘導音声を聞きながら瞑想した結果・・・
「???」
「これ本当に効果あるの?よう分からん。」
これが正直な感想でした。
そしてYouTubeの検索欄をさらに見ていくと『精神科医が解説する マインドフルネスの良さ』という内容の動画がありました。
この話が私にスッと腹落ちしたので、抜粋してまとめてみました ↓
「ストレスというのは、過去のことを思い返したり、未来のことを不安に思ったりすることでかかる。
例えば、人間関係の悩みがあるとする。
相手と直接関わっている時もストレスはかかるが、家に帰ってからもその人のことを思い出したり、明日はどうしようかと心配になったりする。
その人は家にいないのに、その場にいないのに考えてしまう。それも無意識に、同じことを何度も。
だから過去や未来のことを考えずに、マインドフルネスで”今ここ”に集中することでストレスを軽減することができます。
ストレスの原因になる人をわざわざ思い出さなくていいんです。」
確かに、、、
休職中の私は
『周りの人に迷惑ばかりかけて、どう思われているんだろう。』
『今頃学校は、子どもたちはどうしているんだろう。』
『仕事に復帰したいと思えない。これからどうしたらいいんだろう。』と
今目の前で起こっていないことや過去・未来にばかり考えを巡らせて落ち込んで、自分を責め続けていました。
精神科医YouTuberのお話しはさらに続きます。
「マインドフルネス瞑想ってあるけど、”今ここ”に集中する方法は瞑想だけじゃないんですよ。
散歩をしながら自然の美しさに気付いたり、自分の体の感覚に意識を向けることで”今ここ”に集中できます。」
休職したばかりの私は、通院するときもずっと下を向いて歩いていました。
(自分の足しか見えていないあの感じ、、、今でも覚えています。)
うつむいて歩きながらずっと職場のこと、今まで起きた出来事、将来の不安へ思考を巡らせていたんです。
『そっか。私が考えていたことは、実際に今目の前で起きていることではないんだ。』
『あることないこと、勝手に想像していただけなんだ』
考えてもしょうがないことだってある。
大切にするべきは【今 この瞬間】なんだ。
自然を感じながら過去の後悔・将来の不安をちょっとだけ切り離す。
それを意識するだけで、少しずつ心は楽になっていきました。
もっとマインドフルネスについて学びたい
その思いが湧き上がるようになり、今に至ります。
マインドフルネスは、ストレスの軽減、うつ症状の軽減、免疫機能の向上、良好な人間関係の構築などの効果がもたらされると言われています。
お医者さんが勧めるほどなので、地に足がついた学びだと私は思っています。
マインドフルネスが誰かの助けになりますように
その思いで私もこれから発信を続けていきます。
この記事を読んで、少しでも興味をもっていただけたら幸いです。
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