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牛にこだわる女がいう「痩せる牛」と「太る牛」とは?

「牛は牛でも、食べたら痩せる牛と太る牛があるのよ」

と話す彼女は、
数々のフィットネスコンテストで
幾度もグランプリを獲得している
現役モデル。

彼女の食へこだわりには
いつも感心させられる。

私でさえも、
たまについていけなくて、
口をポカンと開けたまま
フリーズしてる時さえあるくらいだ。

その時も、彼女の減量話を
夢中になって聞いていた。

にしても、
痩せる牛?太る牛?

ロースやバラの部位のことかと思ったが、
今さらそんな当たり前の話を
彼女がするはずがない。


彼女曰く、
ビタミンやミネラル、食物繊維たっぷりの
牧草のみを食べて育った「牛」は
いくら食べても「太らない」だそう。

「牧草牛」グラスフェッドビーフのことだ。


牧草牛のことは、
赤身が多くてヘルシー
そして何となく身体に良いもの
との認識はあったが、
彼女の考えはそれを上回った。


遊牧され、
無農薬の牧草をたっぷり食べて育った牛は、
その牧草が腸内細菌のエサとなり発酵され、
※短鎖脂肪酸を作り出し、
腸内環境がとてもいいのだそう。

(※悪玉菌の増殖を抑え腸内環境を整える働きがある)


人間は今、
健康やダイエットのために、
自分の腸内環境を整えることに必死だが、
それよりもさらに
食する生き物でさえも、
腸内環境が良いものを食べるべきだと
彼女は言う。


痩せる牛とは、

「腸内環境のすこぶる良い牧草牛」

のことなのだ。


日頃、私たちが食べている牛肉は、
そのほとんどが、米やトウモロコシなどの
「穀物」を食べて育った牛。

本来、草食動物である牛を、
霜降り肉に育てるため、
高カロリーの穀物飼料を与え
狭い牛舎で運動させず
人工的に肥え太らせた牛である。

「それ聞いただけでも
食べたら太ると思わん?」

彼女がそう言うと、
その場にいたうちの一人が
まるで自分自身を食べてるようだと
思わず両手で顔を覆った。


これ、
今の生活と似てる人いないだろうか…


外出自粛で、2ヶ月近く家に籠り、
楽しみといえば食べることだけ。
朝から夜寝るまでほとんど動くことなく
口にするのは高カロリーのものばかり。

このままではあなたが
霜降り肉になってしまう。

夫に「共食い」と言わせないためにも、
自粛期間中は特に
口にするものには気を使いたいものだ。


Yoko


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