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プロダクトデザイン1年生へーその②「CMで気が付いた、プロダクトの見え方」

こんにちは~!前回、記念すべき第一回を読んでいただいた方、本当にありがとうございました!今回は、私があるCMを見て感じた違和感について、書いてみようと思います。

最初にこの二枚のイラストをみて、どちらがいいと思いますか?

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ぱっと見て、机は同じで、椅子が違いますね。Bの椅子の方が角が丸いです。(プロダクトの世界では、角が丸いことをRがついていると言ったります)Aの方は丸みのない椅子です。

なんで、これを聞いたかというと、とある家具メーカーさんのCMを見たときに、めちゃくちゃ違和感を感じたのです。最初は図のようなシンプルなデスクの説明だったのですが、最後に椅子とのコンビネーションが表示されました。さて、AとBどちらだったでしょうか??

正解はBです。

なんで、違和感を感じたのかというと、机は丸みがないデザイン、椅子は丸みのあるデザインだったから。なんでこんなに、このCMひっかかったかというと、椅子と机が同じ、白木の素材だったせいだと思います。同じ素材で机と椅子なので、必然的にセット販売かなと思ったのですが、形の協調性がないため、違和感が残ったのでしょう。(おそらくセットで作られておらず、無理やり同じ色でコーディネートしたのでしょう)

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では次にこのCを見てください。Bの椅子を赤くしてみました。こうなってくると、別々の机と椅子をコーディネートしたように見えて、角の丸みの違いに、そこまで違和感を感じづらくなります。あえて違う物を組み合わせてコーディネートしているように見えます。よく、種類の違う椅子を同じテーブルに並べている、コーディネートを目にしますが、そんな印象でしょうか?

なんで、BはよくなくてCはいいのか?と思られるかもしでませんが、人間微妙な違いというものはあまり好きではないのです。例えば、本物の木の壁の中に、合板の偽物が入っていたら、なんかいやですよね?特にプロダクトデザイナーや職人さんは、「この丸み(R)とあっちの丸み(R)は違っている」とか、「同じ丸み(R)でそろえたい」とか、丸み(R)の大きさにも非常に敏感です。

今回はプロダクト見え方ということで、書いてみました。最後にこんな偉そうにnote書いている私はどんな机と椅子なのかというと、、、

まさかのバランスボールでした~!また次回!

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